メダカの飼育歴が約5年の中級者ですが、メダカの針子(稚魚)の生存率アップの成果です。今春も、約10匹が泳いでいます。大事なポイントをご紹介です。
本記事のミニ紹介動画「メダカの針子(稚魚)の生存率アップを達成です」です。よろしければ、どうぞ。約10匹が泳いでいます。
メダカの針子(稚魚)の生存率アップの対策です
あるネット記事で「孵化してから、2週間が大事(魔の2週間)」とありました。つまり、この期間を乗り切る必要があります。
・前記事「【水槽】メダカの針子(稚魚)の生存率アップを達成(「魔の2週間」を乗り切るために)」に、対策をまとめています。「魔の2週間」の観点で、特に、「餌+水質」を見直しました。「餌(針子の餓死)」「水質(餌による水質悪化)」「水質(水替えによるストレス)」が具体的対策です。
・本対策の観点で、「①親水槽」以外で、「他の水槽を追加」しました。前記事では、「②飼育槽」「③針子槽」「④稚魚槽」を追加しました。
・」ただ、「②飼育槽」が小さい為、フィルターろ過でも水質劣化もあるようで、針子の突然死も発生したので、最近では、水質が安定するように、「①親水槽」+「③針子槽/④稚魚槽」と簡単な運用としています。以下の通りです。なお、小さい「飼育槽」なので、餌による水質劣化も起こりやすかったです。
メダカの針子(稚魚)の生存率アップの大事なポイント(親水槽と分ける)
一般的には、「親水槽」で、「孵化→針子→稚魚→成魚」ですが、「針子」を親メダカが食べてしまう可能性も非常に高く、避けたいです。
・つまり、前記事記載の「餌+水質」の具体的対策は、「針子」の生存率アップで、もちろんの事ながら、有効ですが、親メダカが食べてしまう可能性をゼロしなければなりません。そのため、「親水槽」と「針子槽/稚魚槽」を分ける事が、大事なポイントです。
「親水槽」から、「針子槽/稚魚槽」に卵を移動
以下が写真です。「親水槽」内に、「水作フロートボックス、約1200円」を設置です。産卵メダカを発見したら、1枚目の写真の様に、優しく「大型網」で、「フロートボックス」に移します(6月は、1回/週のペースです)。「フロートボックス」は、移す直前に浮かべて、入れっぱなしによる「水汚れ付き」を避けます。
・半日程度で、「水草」に卵が付着するので、回収成功です。
・「水草」は、例えば、「ウィローモス、国産、無農薬、10g、約700円」です。
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・卵が付着した「水草」を「親水槽から、針子槽/稚魚槽」に、以下の様に移動させます。移動の道具は、「表面がガラス(写真では、大型スポイド)」が不可欠です。「箸等の木材」では、「卵」が「木材」に付くので、使用不可です。
「針子槽/稚魚槽」の最新状況
「針子槽/稚魚槽」の最新状況です。「親水槽」と異なり、水深を浅めにしました。「針子/稚魚」の運動範囲が狭い事と、「水作エイトコア」のろ過能力が低下するので、必要最小限の水量にしたかった為です。
・2枚目が、水草(藻)の様子です。ここに、藻につけた、メダカの卵を「親水槽」から移動して、置きます。この場所で、孵化しますが、「親メダカ」に、針子が食べられる可能性は、ゼロです。
・メダカの卵の拡大です。ミニ紹介動画「今春のみゆきメダカの孵化直前です。卵を拡大しました。」です。2枚目に、動画キャプチャーを載せました。なお、拡大するため、スマートフォン撮影では、「マクロレンズ、約10倍、約400円」が必要です。
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・なお、以下の様に、「無精卵」には、白く水カビが発生しますが、やむを得ません。この水カビを食べてくれるのが、ミナミヌマエビです。記事「【メダカ】ミナミヌマエビは、メダカの卵(有精卵)を食べません<卵の水カビ対策で有効>」に記載しています。この効果もあり、「針子槽/稚魚槽」は、「ミナミヌマエビ」と混泳です。
・なお、「親水槽」で、ミナミヌマエビ飼育をしていた時もありましたが、もちろんの事ながら、「ミナミヌマエビの稚エビ」は、親メダカが食べます。それを避けるために、「親水槽は、ミナミヌマエビ無し」です。
・メダカの稚魚が泳いでいる写真です。可愛いです。餌は、「メダカ、稚魚用、20g、約200円」を、水質劣化を引き起こさないように、微量を2回/日としています。これで、数か月後に、大きくなったら「親水槽」に移動です。
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「親水槽」の最新状況
「親水槽」の最新状況です。「親メダカ(みゆきメダカ)」が、約10匹です。小さいメダカもいますが、昨年に生まれた2年目の子メダカです。アカヒレと混泳です。両者の仲は、悪くないので、問題ありません。
・水草は、適量と考えています。これ以上だと、水質劣化につながりそうです。右下の藻を時々、メダカ/アカヒレが食べているのを見かけます。
・左下にろ過フィルターが見えていますが、記事「【水作エイトコア】水槽用フィルターの最終形(拡張性と掃除:水質劣化対策)」でも示す様に、「水作エイトコア」が優れ物で、おすすめです。
・「水作エイトコア」を載せているのが、記事「【水槽】水作ボトムプレート使用是非の検討結果(デメリットも記載し、ケース別の整理)」にも記載の「水作ボトムプレート」です。以下の様な使い方です。
・餌は、「メダカ、稚魚~成魚、B1サイズ、~360μm、25g、約500円」です。B2サイズは大きめサイズ(360~620μm)なので、B1サイズがおすすめです。水質劣化を引き起こさないように、微量を2回/日としています。
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・水質劣化を避ける為に、餌が残りにくい工夫で、記事「【水槽】メダカ食べ残し/水質劣化対策「餌やりリング」(餌が残りにくい工夫)」です。
メダカの餌用で「ミジンコの飼育」
メダカの餌用で「ミジンコの飼育」をしています。以下の様に、「親水槽」の左が飼育場所です。記事「【ミジンコ】ミジンコ飼育(室内)で、エアーレーション是非の結論(水替え無しが可能)」で、2枚目の様に、ミジンコの飼育方法を、ご紹介しています。
「針子槽/稚魚槽」と「親水槽」の違い
「針子槽/稚魚槽」と「親水槽」の違いをまとめます。水深が異なるので、同程度の水量となるように、水槽の大きさを決めました。
針子槽/稚魚槽 | ・餌は、稚魚用です。2回/日は、同じです。 ・水深は、浅めで。 ・水作エイトコア+水作ボトムプレートは、同じです。 ・水草(藻)の必要最小限は、同じです。 ・ミナミヌマエビと混泳。 |
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親水槽 | ・餌は、成魚用です。2回/日は、同じです。 ・水深は、深めで。 ・水作エイトコア+水作ボトムプレートは、同じです。 ・水草(藻)の必要最小限は、同じです。 ・アカヒレと混泳。 |
・なお、前記事では、「針子槽(ボール)」として、以下の様に、ボール活用としていましたが、最近は、「針子槽」無しで、孵化したら、そのまま、針子を泳がせています。稚魚用の餌のおこぼれを、針子が食べている様です。この様に、大きめの水槽であれば、「水草(藻)」もあるので、「針子槽(ボール)」無しで良いかもしれません(グリーンウォーターを作るのも面倒なので)。
・底砂の掃除ですが、「水作プロホース」がおすすめで、記事「【水作プロホース】水槽掃除(底砂)の最終形(フィルター無しが良い:水質劣化対策)」です。「親水槽」「針子槽/稚魚槽」の両方で、用いており、「1回/数週間」の頻度です。水替え量は、全体の約1/3で、水替えストレス無しを心がけています。
・「水作プロホース、Lサイズ、水槽クリーナー(フィルター無し)、長さ44cm、約1900円」です。小さめの「Mサイズ、長さ37cm、約1400円」「Sサイズ、長さ33cm、約1400円」もありますが、大きい方が詰まりの可能性も低くなるので、「Lサイズ」がお勧めです。
まとめ
メダカの飼育歴が約5年の中級者ですが、メダカの針子(稚魚)の生存率アップの成果です。今春も、約10匹が泳いでいます。大事なポイントをご紹介です。
・当初は、特に、「餌+水質」を見直しました。「餌(針子の餓死)」「水質(餌による水質悪化)」「水質(水替えによるストレス)」が具体的対策です。
・ただ、せっかく、卵から孵化して針子になっても、親メダカに食べられる可能性をゼロにしないと意味がないです。そのため、「親水槽」と「針子槽/稚魚槽」を分ける事が、大事なポイントです。
皆さんのご参考まで(^^) 何かあれば、お気軽にお問い合わせください。
2023年6月18日
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