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【ホームガーデン】イチジクを購入した後に、3つのすべき剪定(切らないのはダメ)

イチジクを家庭菜園で育てている方は、多いと考えます。イチジクを購入後に、「夏果/秋果」が収穫できると、安心します。ただ、そのまま、「惰性管理」で何もしないと、その次の年から、「まったく、実らない」になります。
・まさしく、うちが、その状態となり、今シーズンから、改善したので、ご報告です。図解あり/イラストありです。なお、ネット記事は、「大人の木」が対象で、購入直後の「若木」に相応しいモノは、少なかったです。

雲くん
雲くん
イチジクを沢山、実らせようと、「切らないのはダメ」でした。

約1年前(2021年7月)のイチジクの状態

約1年前(2021年7月)ですが、その前年から「地植え」で育てており、「品種:ドーフィン、夏秋兼用種」です。高さが約2mになっています。なお、「枝に対する強剪定」や「新芽花芽に対する剪定」を、全く行わない惰性管理でした。結果として、こんなに大きい「イチジクの木」なのに、実が数個であり、「期待外れ」な状態に陥っていました。
・1枚目の写真の下部に「花芽」が見えますが、それ以外では、「花芽」が見えません。2枚目の写真で「実」がありますが、「花芽」が少ないので、それに応じて、「実」も少ないのも当然です。

  

約半年前(2022年1月)の強剪定と、その後(2022年5月)の状態

約半年前(2022年1月)ですが、「主枝が1本」の強剪定としました。「強剪定」としたのは、「何年も地植えで、伸び放題で、枝ぶりは立派だが、実のならない」「枝に栄養が行き、実に行き届かなくなる」と考えました。
・その後(2022年5月)の状態です。以下の様に、「新芽」が出ていて予定通りです。枯れる心配もしていましたが、全く問題ありませんでした。
・なお、2枚目の写真に示していますが、「強剪定」する場合は、切断面は、新芽のすぐ上の方が、直りが早いそうです。次回の強剪定時には、改善します。

  

2022年5月の「若木」のイチジクの剪定方針(「新芽」対応)

「イチジク」の剪定方針(剪定基準)をネット記事で調べました。色々な記載がありますが、うちでは、5月頃の剪定方針(「新芽」対応)は、以下としました。

鉢植え・「120度」の枝ぶりとする
地植え・「棚一文字」の枝ぶりが原則で、省スペースなら「120度」で

・5月頃に、「新芽を放置」すると、枝が多すぎて、最終的に実への栄養が行き届かなくなるので、「新芽」対応の剪定が必要と考えます。

「鉢植え」のイチジクの剪定方針(「新芽」対応、120度)とその実践

「鉢植え」のイチジクの剪定方針(「新芽」対応)とその実践です。「120度」の枝ぶりとしました。このような剪定方針(剪定基準)が無かったので、以前は、どうして良いのか、よく分かりませんでした。本方針で、スッキリしました。なお、「品種:ドーフィン、夏秋兼用種」です。例えば、「イチジク、苗、ドーフィン、約65cm、約2000円」です。


【ドーフィン】 いちじく 1年生 挿し木苗

・後述の「地植え」のような「棚一文字」にしなかったのは、もともと、スペースが取れないので、広いスペースが必要な「棚一文字」を避けました。

・なお、枝ぶりを確認するために、「上から見る」が重要です。小さい「新芽」であっても、枝ぶりから残す必要があり、「横から見る」では、判断を誤るかもしれないので…

・上記の後日談です。5月に剪定しましたが、枝が約1mと長くなったので、10月にも強剪定です。鉢の大きさに合わせて、欲張らないで、思い切った「強剪定」が必要と考えます。

「地植え」の剪定方針(「新芽」対応、棚一文字)とその実践

「地植え」の剪定方針(「新芽」対応)とその実践です。「棚一文字」の枝ぶりが原則で、省スペースなら「120度」ですが、うちでは「棚一文字」の枝ぶりとしました。
・「地植え」では、横方向にスペースがあるので、一般的な「棚一文字」で大丈夫です。なお、「地植え」で、「品種:ダルマティ、夏秋兼用種」「品種:ショートブリッジ、夏秋兼用種」「品種:スイベル・アィーダ・ブラック、夏秋兼用種」を育てていますが、実らないので、どれがどれなのか、分からなくなっています(すみません…)。関連記事「イチジクを狭い庭で5品種栽培レポート」です。https://cattei.com/gerden/ichijiku

・上記の後日談です。5月に剪定しましたが、垂直枝が約1mと長くなったので、10月にも強剪定です。垂直枝は、欲張らないで、思い切った「強剪定」が必要と考えます。

2022年8月以降の「花芽」に対する剪定方針

今後の「花芽」に対する剪定方針です。2022年1月に強剪定したので、「主枝が1本」からスタートしています。要するに、「若木の2年目」と同様な状態です。以下のイラストでご説明です。
・5月に、「新芽」対応で、「120度」剪定を行いました(本記事)。その後、残った新芽が、5月~6月に伸びます(1年枝:緑っぽい)。
・6月~7月に、葉の根元(葉脇)から花芽が出て(基部1~3節を除く)、8月から早い実が熟して収穫し、9月には、ほぼ、すべての実が熟す予定です。今から、楽しみです。要するに、「秋果」の位置づけです。
・なお、「品種:ドーフィン」は、「夏秋兼用種」なので、3年目は、「夏果」から収穫できます。つまり、「1年枝:緑っぽい」ではなく、1年が経過した「2年枝:茶色っぽい」からの花芽です。2枚目のイラストで示します。その後は、「その年に伸びた枝(1年枝:緑っぽい)」から、「秋果」で、次は「夏果」、その次は「秋果」の繰り返しとなります。

  

・ただ、そもそも、「若木」では、以下の「大人の木」とは異なり、各枝にこのような大量の「花芽」も無いので、数年は、伸ばす方を優先して、あまりカットしない予定です。なお、「若木(腰より低い)」では、花芽が多すぎると実のならないので、上記の様に「各枝で最大3個の実」を基準として、「不要な花芽を取る(花芽欠き)」が良いと考えます。

イチジクを購入した後に、3つのすべき剪定(切らないのはダメ)

イチジクを購入した後なので、「若木(腰より低い)」となりますが、「大人の木(腰より高い)」と剪定方針が全く異なります。従って、「若木」で「3つのすべき事(切らないのはダメ)」を、以下にまとめます。適切な剪定が重要です。

①伸び放題を避ける・うちでは、高さ2mまで、放置でしたが、ダメです
・最初の収穫が終わった後に、樹形を整えるために「強剪定」を
②新芽対応・「強剪定」後で、「新芽」放置ではダメです
・例えば、「120度」剪定か「棚一文字」剪定で、必要最小限の枝で
③花芽対応・若木は根も張っていないので、無理に実らせるのはダメです
・「大人の木」とは異なり、「各枝で最大3個の実」を基準として、「不要な花芽を取る(花芽欠き)」を

・なお、関連記事<イチジクの剪定で、「若木」と「大人の木」の違いを知らないとダメ>で、違いを明確にしています。https://daijoubudayo.com/diy/figs_strategy/

使用する「剪定はさみ」

使用する「剪定はさみ」は、以下の様に「ハサミは、先が尖っているモノ」でお願いします。「枝」同士が近接している時に、うまく、「新芽」「不要枝」が取れないので…。例えば、「剪定はさみ、約600円」です。


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まとめ

イチジクを家庭菜園で育てている方は、多いと考えます。イチジクを購入後に、「夏果」や「秋果」で収穫できると、安心します。ただ、そのまま、惰性管理で何もしないと、その次の年から、「まったく、実らない」になります。
・まさしく、うちが、その状態となり、今シーズンから、改善したので、ご報告です。図解あり/イラストありです。なお、ネット記事は、「大人の木」が対象で、購入直後の「若木」に相応しいモノは、少なかったです。
・要するに、「若木(腰より高い)」の内は、3つのすべき剪定があります。「①伸び放題を避ける」、「②新芽対応」、「③花芽対応」です。要するに、適切な剪定が重要です。

皆さんのご参考まで(^^) 何かあれば、お気軽にお問い合わせください。

2022年5月20日
更新日:2022年10月16日(具体的な強剪定写真をアップ)

関連記事

・本記事で紹介した関連記事<イチジクの剪定で、「若木」と「大人の木」の違いを知らないとダメ>:https://daijoubudayo.com/diy/figs_strategy/

・関連記事<若木のイチジクの剪定方法(失敗しないために、上から見て120度で)>:https://daijoubudayo.com/diy/figs/

・関連記事<トマトの剪定方法(失敗しないために、風通し重視で)>:https://daijoubudayo.com/diy/tomato_pruning/

・関連記事<【ホームガーデン】の剪定方法(摘蕾/摘果ポイント:失敗しないために手幅基準で)>:https://daijoubudayo.com/diy/persimmon/ ‎

・関連記事<【ホームガーデン】イチゴの剪定方法(摘果ポイント:失敗しないために、枝に2個基準で)>:https://daijoubudayo.com/diy/strawberry/

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