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【ホームガーデン】イチジクの剪定で、「若木」と「大人の木」の違いを知らずはダメ

イチジクの剪定で、色々なネット記事がありますが、「若木」向けと「大人の木」向けの明確な違いに言及したモノがなく、うちでは大混乱しました。農家さん記事は、「大人の木」向けが多いようです。本記事は、この明確な違いを記載しました。図解あり/イラストありです。

雲くん
雲くん
「5~8個の花芽を残してカット」等の記載があるけど、そもそも、そんなに「花芽」が無いし…

うちのイチジクの2022年5月現在の様子

2019年にイチジクを購入し、紆余曲折を経て、2022年5月現在の様子です。「鉢植え」なので、コンパクトな枝ぶりにしようと考えて、「120度」の枝ぶりに、しました。関連記事<【ホームガーデン】若木のイチジクの剪定方法(失敗しないために、上から見て120度で)>です。https://daijoubudayo.com/diy/figs/

・この「120度」の枝ぶりにするための「剪定」方針と、ネット記事によくある「5~8個の花芽を残してカット」の「剪定」方針は、相容れません。この本質的な原因は、「若木」向けと「大人の木」向けの明確な違いです。
・そもそも、農家さん記事は、このような前提無しにダイレクトな説明が多いと感じました。もちろんの事ながら、その方が「よく分かる方」もいらっしゃるので、それを否定する気持ちは、一切ございません。

「若木」と「大人の木」の剪定方針の違い

「若木」は、「ホームセンター等での購入直後から数年以内腰より低い)」とします。従って、「大人の木」とは、「数年以降で、腰より高い」とします。
・一般的なイチジクでおすすめは、「品種:ドーフィン」です。例えば、「イチジク、苗、ドーフィン、約65cm、約2000円」です。


【ドーフィン】 いちじく 1年生 挿し木苗

「若木(腰より低い)」の剪定方針

「若木(腰より低い)」の剪定方針(「鉢植え」と「地植え」)です。まずは、1年目ですが、「根張りを優先」させるために、そのまま、「夏果」「秋果」の収穫をお楽しみ頂ければ良いと考えます。ただ、2年目以降は、「適切な剪定」をお願い致します。
・うちでは、無剪定で、「思ったほどの収穫無し」が連続したので、4年目の2022年1月に、冬剪定で、「主枝が1本(主枝が3本)」の強剪定を行い、リセットしました。関連記事<【ホームガーデン】イチジクを購入した後に、3つのすべき剪定(切らないのはダメ)>です。https://daijoubudayo.com/diy/figs_three/

①伸び放題を避ける(冬剪定) ・うちでは、高さ2mまで、数年間の放置でしたが、ダメです
・最初の収穫が終わった後に、2年目に、樹形を整える目的で、「強剪定」を、「主枝が1本」か「主枝が3本」で
②新芽対応(春剪定) ・5月頃の「新芽」放置はダメなので、春剪定を
・例えば、「鉢植え」は「120度」剪定で、「地植え」は「棚一文字」剪定で、必要最小限の枝で
③花芽対応(夏果:4~5月、秋果:6~7月) ・若木は根が小さいので、無理に実らせるのはダメです
・「大人の木」とは異なり、「各枝で最大3個の実」を基準として、「不要な花芽を取る(花芽欠き)」を
・つまり、「鉢植え」の120度剪定では、3本の枝なので、最大9個の実となります

・なお、2022年1月の強剪定では、「主枝が1本主枝が3本)」をしました。要するに、2年目では、「樹形の整え」剪定をお願い致します。

・2枚目が、それぞれの写真です。<主枝が1本>で分かるように、「節目」から、「新芽(新枝)」が伸びています。強剪定する際は、「節目を残す」様に、再確認をお願いします(「節目」がゼロだと、「新芽(新枝)」が伸びないので)。

  

・なお、「強剪定」する場合は、以下の様に、「節目」のすぐ上をカットでお願いします(うちのカットは、長すぎます)。その方が、直りが早いとネット記事にありました。「融合剤」使用で無くても、良いそうです。

「大人の木(家庭菜園レベル)」の剪定方針

「大人の木(腰より高い)」の剪定方針(「鉢植え」と「地植え」)です。項目を「若木(腰より低い)」と同じで分かり易くしました。うちの様な背丈を越えない「家庭菜園レベル」が対象です。

①伸び放題を避ける(冬剪定) ・「鉢植え」は根が小さいので、肩を越えない方が良く、「地植え」は根が大きいのですが、背丈を越えない方が家庭菜園では育てやすいです
・本方針で、時には思い切った「強剪定」でリセットをお願いします
②新芽対応(春剪定) ・5月頃の「新芽」放置はダメなので、春剪定を
・例えば、「鉢植え」は「120度」枝ぶりで、「地植え」は「棚一文字」枝ぶりを目指します
③花芽対応(夏果:4~5月、秋果:6~7月) ・若木は根も小さいので、無理に実らせるのはダメですが、「大人の木」でも、「各枝で最大3個の実」を基準として、「夏果種」「夏秋兼用」「秋果種」共に、「2~3個の花芽を残してカット」(それで残る場合は「不要な花芽を取る(花芽欠き)」で)
・つまり、「鉢植え」の120度剪定では、3本の枝なので、最大9個の実となります

・「③花芽対応」で実の数を制御します。ただ、そもそも、ネット記事で「5~8個の花芽を残してカット」の記載がありますが、「家庭菜園レベル」では、一枝に、こんなに沢山の花芽は、稀です。「夏果種」「秋果種」「夏秋兼用種」でも、同様に、「各枝で最大3個の実」を基準がご提案です。「夏果(2年枝に実る)「秋果(1年枝に実る)」なので、それぞれの「花芽」時期/「実る」時期を以下に示します。

  

「大人の木(家庭菜園レベル)」のコンパクトを保つために

ただ、毎年の収穫で、「各枝で最大3個の実」と制限しても、単純に考えると、どんどんとイチジクの木が大きくなり、背丈を越えてしまいます。そのため、適切な時期に、「強剪定」が必要なので、以下に、「120度」剪定でのガイドラインを記載しておきます(「鉢植え」も「地植え」も同様)。なお、「鉢植え」「地植え」で「棚一文字」剪定の場合は、「左下の1本が無い」とお考え下さい。
・まず、「品種:ドーフィン、夏秋兼用種」です。「2022年に秋果が9個」、「2023年に夏果が9個/秋果が9個=18個」、「2024年に夏果が6個/秋果が9個=15個」となります。ポイントは、「2024年1月」の強剪定(冬剪定)です。毎年の冬剪定で、3本立ての1本を交代で、強剪定し続けると、夏果の収穫量の低下も最小限となり、木全体の大きさもコンパクトを保ちます。なお、2025年以降も「夏果が6個/秋果が9個=15個」を収穫キープです。

・次に、「秋果種」です。「2022年に秋果が9個」、「2023年に秋果が9個」、「2024年に秋果が9個」となります。毎年の冬剪定で、3本立ての1本を交代で、強剪定し続けると、2025年以降も「秋果が9個」をキープです。

・次に、「夏果種」です。「2022年は、収穫ゼロ」、「2023年に夏果が9個」、「2024年に夏果が6個」となります。毎年の冬剪定で、3本立ての1本を交代で、強剪定し続けると、2025年以降も「夏果が6個」をキープです。
・「2022年」が寂しいとお考えであれば、2枚目のイラストの様にすると、改善できますが、2022年5月に2年枝を準備する必要があり、2024年7月の状態もややこしいです。従って、後者の「検討版」は避けた方が良さそうです。

  

・なお、「大人の木(腰より高い)」ですが、上記方針は、家庭菜園で「背丈を越えない」モノが対象です。ただ、農家さんレベルで、「背丈を越える」モノ(つまり、「地植え」)では、上記の「枝の実の数」も余裕が出てきます。後者では、以下の「花芽対応」が適切です。

「大人の木(農家さんレベル)」の剪定方針

「家庭菜園レベル」では無く、「農家さんレベル」で、プロの知恵も必要な「背丈を越える」モノ(つまり、「地植え」)での剪定方針です。なお、「①伸び放題を避ける」「②新芽対応」は、前述と同様なので、「③花芽対応」に対する剪定方針を記載します。
・ただ、「プロの知恵」も必要となり、適切な堆肥等も行わないと、「期待度通りの実がならない」になりそうです。これへの挑戦を否定するつもりは、ありませんが、「家庭菜園レベル」で実績後に、イチジクの木をより大きくする事がご提案です。

・具体的な「夏果種」「秋果種」「夏秋兼用種」の「③花芽対応」です。

■夏果種(③花芽対応)

どこに実るのか? ・2年目になる枝(2年枝:茶色っぽい)の枝先に花芽で、それが翌年の夏に実る
剪定方法(夏の収穫後) ・2年枝の5~8個の花芽を残してカット(実り過ぎの防止)
・この5~8個が、来年に、上記「夏果」になる
(このカット部分から、新枝が発生し、そこから翌々年の花芽)
・花芽を残すために、あまり、枝を切り過ぎないように

■秋果種(③花芽対応)

どこに実るのか? ・その年に伸びた新枝(1年枝:緑っぽい)の枝先に花芽で、その年の秋に実る
剪定方法(秋の収穫後) ・2年枝の2~3個の花芽を残してカット(実り過ぎの防止)
・春になると、このカット部分から新梢(新枝)が出て、新たな花芽が発生し、夏から秋に成熟して、上記の「秋果」になる
・なお、「2年枝:茶色っぽい」を残しすぎると、実り過ぎ直結なので、大胆にカットで構いません(必要最小限で残すのがポイント)

■夏果種/秋果種/夏秋兼用種のまとめ(③花芽対応)
以下の様な「③花芽対応」が必要です。なお、剪定時期は、「冬の休眠期(12月~2月)が最適(冬剪定)」とネット記事にあります。ただ、最近では、カットした枝をすぐに挿し木にするために、「春剪定」というネット記事もあるので、後者が良さそうです。
・2枚目のイラストが、「夏秋兼用種」です。すべてを「秋果用」にサッパリすると、「夏果」が寂しくなるので、「秋果用」と「夏果用」が半々がご提案です。

  

「[A]若木」と「[B]大人の木(家庭菜園レベル)」と「[C]大人の木(農家さんレベル)」のそれぞれの違いとポイント

「[A]若木(腰より低い)」と「[B]大人の木家庭菜園レベル)」と「[C]大人の木農家さんレベル)」のそれぞれのポイントを以下に示します。なお、ネット記事では、[C]の記載が多いと感じました。
・ただ、[C]は、「プロの知恵」も必要なので、「家庭菜園レベル」で実績後に、イチジクの木をより大きくする事がご提案です。

[A]若木(腰より低い) <①伸び放題を避ける(冬剪定)>
・最初の収穫が終わった後に、2年目に、樹形を整える目的で、「強剪定」を、「主枝が1本」か「主枝が3本」で
<②新芽対応(春剪定)>
・5月頃の「新芽」放置はダメなので、春剪定を
・例えば、「鉢植え」は「120度」剪定で、「地植え」は「棚一文字」剪定で、必要最小限の枝で
<③花芽対応(秋果:6~7月、夏果:4~5月)>
各枝で最大3個の実」を基準として、「不要な花芽を取る(花芽欠き)」を
・つまり、「鉢植え」の120度剪定では、3本の枝なので、最大9個の実となります
[B]大人の木(家庭菜園レベル) <①伸び放題を避ける(冬剪定)>
・「鉢植え」は根が小さいので、肩を越えない方が良く、「地植え」は根が大きいのですが、背丈を越えない方が育てやすいです
・本方針で、時には思い切った「強剪定」でリセットをお願いします
<②新芽対応(春剪定)>
・5月頃の「新芽」放置はダメなので、春剪定を
・例えば、「鉢植え」は「120度」枝ぶりで、「地植え」は「棚一文字」枝ぶりを目指します
<③花芽対応(秋果:6~7月、夏果:4~5月)>
各枝で最大3個の実」を基準として、「夏果種」「夏秋兼用」「秋果種」共に、「2~3個の花芽を残してカット」(それで残る場合は「不要な花芽を取る(花芽欠き)」で)
・つまり、「鉢植え」の120度剪定では、3本の枝なので、最大9個の実となります(「夏秋兼用種」では、年間15個の収穫キープ)
[C]大人の木(農家さんレベル) <①伸び放題を避ける(冬剪定)>
・背丈を越える「地植え」が対象となりますが、大きすぎないように、時には思い切った「強剪定」でリセットをお願いします
<②新芽対応(春剪定)>
・5月頃の「新芽」放置はダメなので、春剪定を
・「地植え」は、「棚一文字」枝ぶりなので、不要な「新芽」剪定で
<③花芽対応(冬剪定か春剪定)>
各枝で最大3個の実」を基準を超える事を目指して、「夏果種」「夏秋兼用種」は「5~8個の花芽を残してカット」で、「秋果種」は「2~3個の花芽を残してカット」で

・なお、これに加えて、「強剪定」をベースとした「リフレッシュ剪定」にも、トライする予定です。リンク先に参考文献があります。要するに、「リフレッシュ剪定では、主枝が毎年更新されて、常に3年以内の若い状態を維持」との事です。前述の「枝ぶり」と合わせて、参考にしたいと考えます。http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/_files/00017183/h24-31ichijiku.pdf

使用する「剪定はさみ」

使用する「剪定はさみ」は、以下の様に「ハサミは、先が尖っているモノ」でお願いします。「枝」同士が近接している時に、うまく、「新芽」「不要枝」が取れないので…。例えば、「剪定はさみ、約600円」です。


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まとめ

イチジクの剪定で、色々なネット記事がありますが、本記事は、「若木」向けと「大人の木」向けの明確な違いに言及しました。また、「大人の木」も、「家庭菜園レベル」と「農家レベル」に分けました。図解あり/イラストありです。
・「[A]若木」は、「鉢植え」や「地植え」で、樹形を整える事を優先して、2年目に「強剪定」が必要で、「鉢植え」では、120度剪定とします。それ以降は、「各枝で最大3個の実」が基準です。
・「[B]大人の木(家庭菜園レベル)」は、「鉢植え」や「地植え」で背丈を越えない方が育てやすいので、そのために、適切な強剪定が必要となります。なお、「各枝で最大3個の実」の基準も同様です。「夏秋兼用種」では、年間15個の収穫キープです。
・「[C]大人の木(農家さんレベル)」は、プロの知恵も必要な背丈を越える「地植え」となるので、「枝の実の数」も余裕が出るはずです。「夏果種」「夏秋兼用種」は「5~8個の花芽を残してカット」で、「秋果種」は「2~3個の花芽を残してカット」で、お願いします。ただ、「プロの知恵」も必要なので、家庭菜園レベルで実績後がご提案です。

皆さんのご参考まで(^^) 何かあれば、お気軽にお問い合わせください。

2022年5月22日

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