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【DIY】ツーバイフォー材は、通常木材より「約2倍」高価(ディアウォールもより安く)

ホームセンターに行くと、「ツーバイフォー材(2×4材)」の木材が売られています。ただ、他の通常木材と比較して、高価と考えます。本記事では、「どれくらい高価なのか?」の視点で記載しました。

雲くん
雲くん
「ツーバイフォー材(2×4材)」と通常木材には、コストで差があります。差を認識した上で、購入した方が良いと考えます。

・本記事のミニ紹介動画「【DIY】ツーバイフォー材は、通常木材より「約2倍」高価(ディアウォールもより安く)」です。よろしければ、どうぞ。

「ツーバイフォー材(2×4材)」とは?

・そもそも、「ツーバイフォー工法」から来ていると認識しています。建築物を、日本では一般的に「柱」で支えますが、これに対して「」で支える工法の事です。

・主な特徴は、「規格化され大量生産できるのでコストが安い」と記載と記載があります。参考リンクです。ただ、本当にそうでしょうか?
https://www.komeri.com/contents/howto/html/02070.html

・なお、「木口の厚さが2インチ、幅が4インチであることからこの名前。乾燥させるため、実寸では厚さが1.5インチ(38mm)、幅が3.5インチ程度(96mm)で規格化。」だそうです。「1(19mm)×1(19mm)」も含めて、他の規格品もあります。
・また、長さは、フィート単位が一般的です。つまり、「3ft=910mm」「6ft=1820mm」等です。

・「日本ツーバイフォー建築協会」HPをリンクしておきますが、「木材」に関する記載は、上記リンク先の方が分りやすいです。
https://www.2x4assoc.or.jp/

・使用樹種は、「SPF(エスピーエフ)」であり、「スプルース(Spruce、米トウヒ)、パイン(Pine、マツ類)、ファー(Fir、モミ類)」などの常緑針葉樹の総称です。
・「ツーバイシックス材を用いた壁版は、ツーバイフォー材を用いた壁版よりも厚くなる」ので、上からの荷重に耐える強度がアップします。ただ、ツーバイフォー材よりも、「材料費や建築コストが若干高くなる」そうです。

「ツーバイフォー材」と「ディアウォール」を安くする工夫

「ツーバーフォー材」と「ディアウォール」は、セットで記載される事が多いです。要するに「2×4材(38mm×96mm)」の木材を用いて、上下に「ディアウォール(アジャスター)」をセットし、「壁を傷つけないで、棚を設置(賃貸向け)」です。例えば、「ディアウォール(アジャスター)、2×4材用、上下1セット、約1100円」です。


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・「2×4材(38mm×96mm)」規格の木材を別途購入する場合があります。「SPF材」は、必須でなく、「国産杉」であれば、例えば、「国産杉、2×4材、38×89×2010mm、4本、約10000円(1本は約2500円)」です。要するに、「ツーバイフォー専用」「ディアウォール専用」で無くても、「2×4材(38mm×96mm)」の規格に沿っている事が重要で、ホームセンター等で、安い木材を選択ください。・・


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・また、関連記事「ディアウォールのセット約1000円を、六角ボルト形式で約90円」も参考になると考えます。

「ツーバイフォー材」と「通常木材」の調査結果

近所のホームセンターで、両者を同じ日で、値段比較しました(税込み価格、mm単位記載)。なお、同一寸法品は無いので、同様サイズ品での比較です。赤字が、同様サイズ品です。

長い柱・通常木材(赤松):「35×35×2500、300円」、「35×35×3000498円」、「30×40×3000、465円」
・ツーバイフォー材:「38×38×1820(2×2)、458円」、「38×38×1820(2×2、表面処理)、628円」、「38×38×3650(2×2、表面処理)、1180円」、「38×89×1820、防虫防腐、798円」、「38×89×3650、防虫防腐、1580円」
長い板(幅が狭い)・通常木材(赤松):「15×40×2500、300円」、「16×40×3000、300円」、「16×40×1985、258円」
・通常木材(桧、ヒノキ):「9×15×1820、280円」、「9×9×1820、178円」、「9×60×1820、798円」、「12×30×1820、468円」
長い板(幅が広い)・通常木材(杉板):「25×200×1820(R加工)、1280円
・ツーバイフォー材:「38×184×1820(2×8、表面処理)、1880円」、「38×184×2380(2×8、表面処理)、2380円」、「38×184×3650(2×8、表面処理)、3550円」
丸棒・通常木材(広葉樹):「10×1820、228円」、「15×1820、358円」
スノコ・通常木材:「350×337、4枚品(70mm幅)、厚み55mm、715円」

・要するに、「長い柱」で1180円/498円=約2.4倍、「長い板(幅が広い)」で1880円/1280円=約1.5倍、でした。要するに、「約2倍」高価と考えた方が良さそうです(写真は、2×4材)。

・上記は、1本購入での比較ですが、たとえば、ツーバイフォー材を10本購入なら、「SPF材、1×2材、19×38×1820mm、10本、約6300円(1本は630円)」と安くなります。もちろんの事ながら、通常材も安くなります。


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ツーバイフォー材のデメリット(高価で、寸法/樹種の選択枝が狭い)

前述で、ツーバイフォー材は、「規格化され大量生産できるのでコストが安い」と記載でした。確かに、業者さんでは、大量発注なので、そうかもしれません。
・しかし、我々のような個人DIYでは、「大量発注で無い」ので、「約2倍」高価となります。大きなデメリットです。他の観点も含めて、デメリットを記載します。

価格差・通常木材と比較して、ツーバイフォー材は、「約2倍」高価
寸法の選択枝・ツーバーフォー材は、「1(19mm)×1(19mm)」が最小単位ですが、この倍数だけしか無いです。
・前述の価格表でも分かるように、通常木材の方が「寸法の選択枝」が広いです。もちろんの事ながら、ホームセンターには、「売れるモノ(我々が沢山買うモノ)」が並んでいるので、わざわざ、高価なツーバイフォー材を選ぶ必要が無いです。
使用樹種の選択肢・ツーバイフォー材の樹種「SPF」です。つまり、一種類です。
・通常木材は、用途に応じて、色々な種類があります。「使用樹種の選択肢」が広いと言えます。例えば、「通常木材(杉板)」の「25×200×1820(R加工)、1280円」は、軽くて、良い樹種と考えます。

・上記、「通常木材(杉板)」を用いた関連記事「天井キャットウォークを安く3000円で」です。ご参考です。

  

 

ツーバイフォー材と通常木材の「DIY品」での総額比較

・ツーバイフォー材が「約2倍」高価と言っても、総額に大きな差が無ければ、「面倒なので、ツーバイフォー材で」でOKかもしれません(「面倒」と思うより、通常木材を選択した方が楽なのですが…)。
・例えば、「DIY品」で、「ストックヤード目隠し(高さ236cm×幅82cm)」を「格子戸(格子扉)」で、自作したので、これで価格比較します。自作記事を参考リンクです。

【DIY】安く3700円「格子」でストックヤード目隠し(ポイントは蝶番とキャスター)安く3700円「格子(格子戸)」で、食糧/日用品の買い置きをするための「ストックヤード(収納庫、パントリー、ストッカー、ストレージシステム)」目隠しを作りました。ポイントは、蝶番とキャスターです。リフォームです。 ・「出し入れの度に、一時的に開けっ放しにできる」「猫が入れない」で、スマート/安心になりました。 ・室内で、衝立/パーテーション/間仕切り/猫ドアにも、使えるモノです。...

・通常木材で「総額:3700円」ですが、約2倍(丁度よい寸法を仮定)で「総額:7400円」です。わざわざ、「約2倍」高価にする意味があるのでしょうか?
・要するに、最初から、最も安い通常木材「35×35×2500、300円」と「15×40×2500、300円」を組み合わせて、全体設計すれば良いです。

まとめ

ツーバイフォー材(2×4材)」は、通常木材と比較して、「約2倍」高価でした。加えて、「寸法の選択肢」「使用樹種の選択肢」も狭いです。
・例えば、「ストックヤード目隠し」で、通常木材で総額3700円が、ツーバイフォー材で7400円になります。「約2倍」のメリットが思いつきません。個人DIYでは、様々な「DIY品」も多数作製なので、安価な「通常木材」を選択する事をお勧めです。
・ディアウォールも、規格重視で安い木材を。

皆さんのご参考まで(^^) 何かあれば、お気軽にお問い合わせください。

2021年8月13日
更新日:2021年11月8日(「ディアウォール」を安くする工夫を追記)
更新日:2023年2月28日(本記事のミニ紹介動画をリンク)

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