うちには、二匹の猫がいますが、予想外の場所で、「オシッコ」する事があります。先日のケースは、「段ボール箱内」でした。段ボール箱が「フローリング」上に置いてあったので、オシッコ処理で「フローリングを完全に臭いゼロ」にしたので、ご報告です。
猫の「オシッコ」の現場
最初は以下の状況でした。臭いに敏感な「妻」の表現ですが、「玄関で、何か臭いがする…」で、数日が経過しました。「臭い(アンモニア臭)」が消えません。まさかと、考えましたが、1枚目の段ボール箱内(既に廃棄済みですが、実際は、以下の写真の2倍の大きさ)に「オシッコ」で、2枚目の様に、それが「フローリングに染みて」いました。悲しくなりました。
・二匹の内、どちらの猫かも不明ですが、「段ボール箱内に、サツマイモを新聞に包んで入れていた」ので、「新聞紙」がオシッコを誘発したのかもしれません。今後は、人間が注意する必要があります。
猫のオシッコ処理の定番
ネット記事で記載があります。それぞれ、課題がありますが、最大の課題は、「フローリング深部には、効かない」です。
洗剤で拭き掃除 | ・フローリング表面は、ある程度の効果期待ですが、フローリング深部には、効果がほぼ無い |
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消臭剤(香料) | ・フローリング表面の「オシッコ臭」には、有効ですが、フローリング深部には、効きにくい ・また、「アンモニア臭」には、「アルコール除菌消臭剤」の効果無しです ・なお、「香料」タイプも、「アンモニア臭」と合わさり、余計に不快になる可能性もあります |
クエン酸(酸性) | ・そもそも、「アンモニア」は「アルカリ性」なので、「酸性」であり「クエン酸」で、中和効果を期待です(中和消臭) ・ただ、これも、フローリング表面であり、フローリング深部には、効きにくいです |
・クエン酸が最もおすすめですが、例えば、「クエン酸、泡スプレー、酸性(レモンなどにも含まれる成分)、400mL、約380円」です。増粘剤で泡状にしているので、界面活性剤は、不使用との事です。
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・少し安く、粉末を溶かして使用するなら、例えば、「クエン酸、粉末、酸性(レモンなどにも含まれる成分)、400g、約260円」です。
・今回は、「アンモニア(アルカリ性)」だったので、「クエン酸(酸性)」でしたが、「汚れ」の性質に応じたモノが必要です。関連記事「【家事】風呂用洗剤の変更で大幅な改善(「バスタブクレンジング」で、ヌメリ感が無し)」も、ご確認ください。
最大の課題「フローリング深部には、効かない」の解決策(濡らした雑巾)
最大の課題「フローリング深部には、効かない」の解決策です。「濡らした雑巾をフローリングに置いて、1時間経過」です。
・2枚目で図示しました。要するに、フローリング(木材)は、「水」が浸透します。従って、「濡らした雑巾」で「拭き掃除をゴシゴシと何回も」した後に、「濡らした雑巾」を置くと、「オシッコ成分」が「雑巾に拡散」します。なお、「1時間経過」で十分な拡散時間と考えました。
・丁寧な説明をすると、以下の通りです。この図では、半々の厚みに見えますが、実際には、「雑巾の厚み」に対して、「フローリングにオシッコが染みた厚み」は、「10対1程度」と考えられるので、「1時間経過」で、フローリングのオシッコが約1/10に薄まります。要するに、「濡れた雑巾処理」は、「フローリング深部にも効く」です。もちろんの事ながら、「濡れた雑巾」を完全に洗浄してから、同じ処理を繰り返すと「約1/100」が狙えます。
注意事項ですが、「フローリングに、長時間の水分」なので、フローリングが曲がる可能性があります。従って、目的は、「オシッコ成分をゼロに近づけて、臭い無し」なので、必要最小限の時間が良いです。うちでは、その観点で「1時間経過」としましたが、もっと「短時間」で繰り返し処理の方が良いかもしれないので、慎重にご判断ください。 |
・2枚目が「濡れた雑巾処理」後です。オシッコ漏れから数日が経過しているので、見た目で「完全に元に戻す」は無理ですが、「フローリングを完全に臭いゼロ」になりました。なお、すぐに処理であれば、変色もほとんど無いと考えます。
・なお、「濡れた雑巾処理」が終了し、半日以上の「乾燥」が必要ですが、以下の様に、「ネット活用」で、猫が「追加のオシッコ」をしないように、ご注意ください。
ネット記事「オシッコ処理」の「定番の課題」
ネット記事「オシッコ処理」の「定番の課題」です。最も効果があるのは、「フローリングから、オシッコ成分をそもそもゼロにする」です。「オシッコ成分をそのままで、何らかの処置で、消臭」では、「ゼロ」にはなりません。拡散する相手がいれば、「拡散」するのが自然の摂理です。「濡らした雑巾処理」で「オシッコ成分」は逆らえません。
・ネット記事は、「オシッコ成分をそもそもゼロに近づける」の観点が弱いと感じました。「拡散」を活用すべきです。なお、「フローリング(木材)」は、生きている間は、「水」を取り込んでいます。従って、「雑巾に水」が相性が良いです。
・「濡らした雑巾処理」で「オシッコ成分をゼロ」に近づけてから、「アンモニア臭」対策の「クエン酸処理」がベストです。ただ、臭いに敏感な「妻」は、「濡らした雑巾処理」だけで、「完全に臭いなし」と言っていたので、「クエン酸処理」は、していません。もちろんの事ながら、「フローリング」以外でも、「畳」でも有効です。
猫のオシッコは、「弱酸性」ですが、「アンモニア(アルカリ性)」の理由
猫のオシッコは、「弱酸性」ですが、「アンモニア(アルカリ性)」の理由です。そもそも、猫のオシッコには、人間と同じく「尿素」が含まれていますが、その「尿素」が「ウレアーゼ産生菌」によって、「アンモニア」になり、それが刺激臭となります。「アンモニア」をゼロに近づけたいです。
まとめ
猫/犬が、予想外の場所で、「オシッコ」する事があります。「フローリング/畳」での「オシッコ処理」です。
・ベストは、「濡れた雑巾処理+クエン酸(アンモニア臭)」ですが、ベターで「濡れた雑巾処理」だけでも有効(1回で約1/10、2回で約1/100)です。そもそも、「オシッコ成分」を「拡散」により、ゼロに近づけるべきです。
・なお、「フローリング(木材)」や「畳」は、生きている間は、「水」を取り込んでいます。従って、「雑巾に水」が相性が良いです。
皆さんのご参考まで(^^) 何かあれば、お気軽にお問い合わせください。
2022年10月2日
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