大事なお金の節約術

【妻(配偶者)の公的年金/個人年金】最終決着です。特に40代~50代の方へ。注意ポイントを丁寧に記載。

(配偶者)の「公的年金/個人年金」に対する考え方は、色々な人が、色々な切り口で、説明するので、混乱すると考えます。
・うちの場合でも、すごく悩みましたが、本記事は、妻の具体例で、それをまとめた最終決着版です。その時になってから、慌てないように、お願いします。特に40代~50代の方へ。注意ポイントを丁寧に記載しました。

「公的年金」に色々な制度もあり、「全体方針」が分らなくなっています…

雲くん
雲くん
うちの場合でも、確かに悩みましたが、今は、すっきりとしています。

妻の「公的年金」追納(満額に向けて)

妻(60歳前)の公的年金は、「満額」に足りていませんでした。「満額」の方は、本章は、読み飛ばしても大丈夫です。

年金事務所に相談したところ、10年前まで「追納」として、さかのぼって、支払い可能との事でした。書類を以下のように作成してもらい、コンビニ支払いを継続中です。日本年金機構HPを参考リンクです。
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20150331.html

・損得計算です。年金機構HPで、「増額分」が試算可能です。ユーザーID登録等が必要と思います。ただ、おおまかに言えば、「支払額」に対する、「増額分」は、「20年でプラスマイナスゼロ」になりそうです。
https://www.nenkin.go.jp/

追納の総支払額 ・月当たり約1.55万円(対象期間で前後の値です。上記HPに記載)です。
・妻の支払い可能期間が57か月(約5年)なので、「1.55万円×57か月=約88万円」が総支払額です。
増額分 ・約88万円で、年金機構HPで試算すると、年額4.6万円アップでした。
プラスマイナスゼロ ・総支払額が約88万円で、年額4.6万円なので、プラスマイナスの年数は、88万円÷4.6万円=19年です。
・つまり、19年「65歳+19年=84歳」以降は、プラスです。

・ただ、「金融資産」として考えると、以下の点に注意です。総支払額に対して、マイナスになる可能性もあります。ただし、長生きすれば、大幅なプラスも見込めます。特殊な「金融資産」と位置付ける方が良さそうです。うちでは、「長生きリスク」を重視しました。
・なお、「金融資産」として、「マイナスの可能性」が気なる方は、「追納無し」でも、問題ないと考えます。

・約20年(19年)で、プラスマイナスゼロです。つまり、「20年以下では、マイナス(損)」です。つまり、「20年以上(平均寿命)に長生きするとプラス(得)」になるという意味です。不幸にして、マイナスになった場合は、良い金融資産とは、言えません。
・ただ、長生きすれば、プラスが増えていきます。例えば、5年長生きすると「88万円+4.6万円×5年=111万円」で126%アップで、10年長生きすると152%アップです。これは、「金融資産として優秀」かもしれません。

・よくある記事で、「社会保険料控除で約20%の得」だけの論点で「追納」するのは、私としては、賛成しかねます。年金受取時に「社会保険料で20%~10%目減り」の可能性もあります。
・それよりも、上記視点である「マイナスの可能性」「プラスの可能性」も考慮した上で、「追納」を決めるのがお勧めです。

家計(夫)から妻への「生前贈与」

・また、家計(夫)から妻への「生前贈与」的な考え方も、あります。「追納」を家計(夫)でする事で、「生前」に妻の年金を増やせます。ほぼ確実に渡せます。
・夫に、相続人が何人もいる場合では、妻に確実に渡らないかもしれません。また、相続税の基礎控除額「3000万円+600万円×妻1名=3600万円」を超える財産があるケースでは、「追納」に相当する相続税が増えそうです。

社会保険料を考慮

・支払い時の社内保険料控除も考慮すると、より正確な数値となります。国税庁HPを参考リンクします。要するに、「支払額」に対して、社会保険料控除されるので、「約20%(税金)」の得です。つまり、「20年でプラスマイナスゼロ」→「16年でプラスマイナスゼロ」となります。また、上記の「追納」記事でも、この旨が記載なので、再リンクしておきます。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1130.htm

https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20150331.html

・また、通常は、年金受取時に、「税金+社会保険料」で年金額の20%~10%が目減りしますので、「上記の得が相殺」されてしまします。
・ただし、「公的年金非課税枠」が65歳以上で「110万円」なので、妻(配偶者)がそれ以下なら「目減り無し」です。「公的年金非課税枠」の国税庁HPをリンクしておきます。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1600.htm

妻の「公的年金」任意加入制度/付加年金制度(満額に向けて)

任意加入制度

・夫の退職等や妻の60歳以降に、妻が「第3号被保険者」で無くなくなれば、「第1号被保険者」として任意加入できます。検討の価値があります。参考リンクです。具体的には、夫が65歳で退職を例としました。

https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/kanyu/20140627-03.html

・「60歳以上65歳未満の方」なので、妻は対象者です。「老齢基礎年金の繰上げ支給を受けていない方」も注意です。「令和2年度:月額16,540円」なので、それに沿うと、以下が計算式です。

60歳~64歳の支払額 ・16540円×12か月×5年間=992400円
増額分 ・基準額は、781,700÷480か月=1629円/月
・12か月×5年間×1629円/月=年額97740円
プラスマイナスゼロ ・総支払額が99万円で、年額9.8万円なので、プラスマイナスの年数は、99万円÷9.8万円=10年です。
・つまり、10年「65歳+10年=75歳」以降は、プラスです。

・つまり、「10年でプラス」なので、うちでは、これを選択します。社会保険料控除も加味すると20%返金として、「8年でプラス」となります。

・ただ、注意事項です。「妻の手続きは、59歳時点(60歳前)」となります。「夫が厚生年金(第2号被保険者)継続中でも、60歳以降の妻は第3号被保険者になれない」です。。これを知らない方が多いと思いますので、ご注意ください。参考リンクです。

https://www.nenkin.go.jp/service/yougo/tagyo/dai3hihokensha.html

付加年金制度

・国民年金の一般保険料に加えて付加保険料(月当たり400円)を納めると、老齢基礎年金に付加年金が上乗せされる制度です。参考リンクです。

https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/20150331-03.html

・「国民年金第1号被保険者」「任意加入被保険者(65歳以上の方を除く)」なので、妻は、対象者です。以下が計算式です。つまり、前述の「任意加入」をしている必要があります。

61歳~64歳の支払額 ・400円×12か月×5年間=24000円
増額分 ・基準額:200円×480月(40年)=96,000円(年額)
・200円×12か月×5年間=年額12000円
プラスマイナスゼロ ・総支払額24000円で、年12000円なので、プラスマイナスの年数は、24000円÷12000円=2年です。
・つまり、2年「65歳+2年=67歳」以降は、プラスです。

・つまり、「2年でプラス」なので、うちでは、これを選択します。社会保険料控除も加味すると20%返金として、「1.8年でプラス」となります。

・ちなみに、若くから、本制度を活用すると、「200円×480月(40年)=96,000円(年額)」となるので、老齢基礎年金が「満額781,700+付加年金96,000=877,700円」と10万円弱の増加となるので、大きいと考えます。これで、「満額以上」を実現可能です。

妻の公的年金(満額/満額で無い方)

・本章は、妻(配偶者)の公的年金が、「満額/満額で無い方」が対象です。以下の計算では、常に比率で考えるので、結論には違いが無いので。

・「繰下げ無しor繰下げ有り」で比較します。70歳までの繰り下げとします。

老齢基礎年金の繰下げ受給

参考リンクです。

https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20150331.html

・老齢基礎年金「満額781,700」「65歳から70歳の繰り下げで142%」で計算します。平均寿命88歳(女性)までの総支払額、その5年前の83歳、その10年前の78歳です。

88歳→繰下げ無し ・65歳~88歳なので、78万円×23年=1794万円
繰下げ有り ・70歳~88歳なので、78万円×142%×18年=1998万円
83歳→繰下げ無し ・65歳~83歳なので、78万円×18年=1404万円
繰下げ有り ・70歳~83歳なので、78万円×142%×13年=1443万円
78歳→繰下げ無し ・65歳~78歳なので、78万円×13年=1014万円
繰下げ有り ・70歳~78歳なので、78万円×142%×8年=888万円

・つまり、「繰下げ有り」で、「88歳で大幅にプラス」「83歳でプラス」「78歳でマイナス」です。夫の公的年金で、家計が賄えるので、「長生きリスク」にも対応できる「繰下げ有り」とします。

・なお、夫の年金では、「繰下げ無し」の結論でした。内部リンクしておきます。

【夫(世帯主)の公的年金/個人年金】最終決着です。特に、40代~50代の方へ。注意ポイントを丁寧に記載。夫(世帯主)の公的年金/個人年金の最終決着です。特に40代~50代の方へ。夫の具体例で試算しています。注意ポイントを丁寧に記載しました。...

老齢厚生年金の繰下げ支給

参考リンクです。老齢厚生年金「65歳から70歳の繰下げで142%」なので、老齢基礎年金と同様に「繰下げ有り」とします。

https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/kuriage-kurisage/20140421-05.html

妻の個人年金「一時金化or年金」

「妻の個人年金」ですが、「一時金化or年金」で記事を記載しましたので、詳細は、こちらをご確認ください。「一時金化or年金」では、「一時金化(その後、自己運用)」が有利との結論です。

【個人年金】「一時金or年金」「繰延or継続」の最終決着です。特に40代~50代の方へ。注意ポイントを丁寧に記載。個人年金の「一時金or年金」「繰延or継続」の最終決着です。特に40代~50代前半の方へ、お伝えしたいです。私の具体例で試算しています。「一時金、継続(年間8万円)」が良いです。注意ポイントを丁寧に記載しました。...

・そもそも、リンク先の「基礎控除(48万円等)」を、上記計算の「一時金」「年金」の計算で配慮する必要がありますが、48万円を超えて、増加分だけの計算にしていますので、影響ない立場で、試算しています。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1199.htm

公的年金/個人年金の「原資の担保」に対する考え方

・「公的年金国民年金厚生年金)」は、「10年確定年金」等の制度が無く、受給者死亡でも、「原資が担保されない」です。代わりに「終身年金」がベースとなっています。「公的年金(国民年金/厚生年金)」の「遺族年金」について、参考リンクしますが、長生きをしない限り「原資が担保されない」です。

https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/izokunenkin/jukyu-yoken/20150401-03.html

・「個人年金」は、「10年確定年金(支払途中)」で受給者死亡であっても、「原資がほぼ担保される」です。考え方が、大きく異なります。「公的年金企業年金)」も「個人年金」と、同様です。

・要するに、「公的年金」は、「長生きする方を、そうで無い方で支える制度」と、私は理解しています。「個人年金」は、むしろ、「自分の事は、自分で」でしょうか。
・とは言え、「公的年金」は、終身年金がベースなので、「長生きリスク」への対応力は、抜群です。「公的年金」と「個人年金」を、うまく、組み合わせたいです。

まとめ

・妻(配偶者)の公的年金/個人年金について、「全体方針」の最終決着です。以下にまとめます。特に40代~50代の方に有効です。注意ポイントを丁寧に記載しました。
・なお、「追納」で「20年でプラス」は、マイナスリスクを考慮して、「追納無し」もご検討ください。

「公的年金」追納 ・満額に向けた動きです。
・20年でプラスなので、「長生きリスク」対応で選択
「公的年金」任意加入制度 ・満額に向けた動きです。
・10年でプラスなので、「長生きリスク」対応で選択
「公的年金」付加年金制度 ・満額に向けた動きです。
・2年でプラスなので、「長生きリスク」対応で選択
「公的年金」繰下げ支給 ・「繰下げ無し」「繰下げ有り」では、88歳で大幅にプラス、83歳でプラス、なので、「長生きリスク」対応で「繰り下げ有り」選択
「個人年金」 ・「一時金化or年金」では、「一時金化(その後、自己運用)」が有利

皆さんのご参考まで(^^) 何かあれば、お気軽にお問い合わせください。

2021年1月9日

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・個人年金「一時金化or年金」(本記事内でご紹介):https://daijoubudayo.com/money/pension/
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