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【土壌改良】「秋~冬」の野菜の土は、休ませてはダメ(ダイコンとライ麦が大事)

ホームガーデンの中級者です。「春~夏」で野菜作りが楽しいです。美味しく、頂いています。翌年の「春~夏」も、同じく、野菜作りです。従って、「秋~冬」は、特に何もせずに、「放置」でした。
・ただ、ネット動画で、「放置によるデメリット」を見かけたので、改心して、「放置」をやめる事にしました。

雲くん
雲くん
野菜の土は、休ませるのが良いと思っていました(泣)

「冬~春」に何をしているのか?

「春~夏」で野菜作りが楽しいのですが、「冬~春」は、その準備期間となります。
・うちでは、関連記事「【ホームガーデン】「団粒構造」の 「無肥料栽培(有機農業)」2シーズン目をスタート」に示す様に、「化学肥料」を避けて、「無肥料栽培(有期農業)」で2シーズン目です。以下の様に、「団粒構造」を目指しており、2枚目の様に、完全に2m超えの「トマトとキュウリ」で大成功でした。問題ありません。順調です。

  

・ただ、糸状菌が伸びる長さには限界があり、後述のネット動画に刺激を受けて、以下の様に、確認した所、「団粒構造」は、約5cmまでであり、「5cm以上は、固めの土(団粒構造で無い)」でした。要するに、根が旺盛であれば、そんなに問題ないのですが、そうでない野菜では、気になります。

なお、「これから、野菜づくりを始める」方は、もちろんの事ながら、オール「野菜の土」の購入がおすすめです。触ったら分かりますが、「フカフカの土」で、「団粒構造」が出来ています。本記事は、その時期から、数年経過後とご認識ください(つまり、土は、段々と劣化するという意味です)。

「秋~冬」の野菜の土の「放置」のデメリット

ネット動画(約40分)「耕さないでOK!『超簡単』な土壌改良方法教えます 【カーメン君】【園芸】【初心者】」です。参考になりました。感謝です。要するに、効率的な土壌改良に関するネット動画です。土を耕す意味をメリット/デメリットをまとめておきます。特に、②が原因で、「根が死んでしまう根腐れ」が発生します。

■土を耕すメリット(土を起こすメリット)
・①:土の中へ「土壌改良資材(「堆肥」「石灰」など)の投入
・②:土の中へ「酸素(植物の根や、土の中の微生物の呼吸のため)」の投入
・③:雑草を簡単に取る(立ったままで、雑草が取れる)
■土を耕すデメリット(土を起こすデメリット)
・①:土の中の構造が壊れる(せっかくの「団粒構造」を破壊する)
・②:土が硬くなる可能性がある(最初はフカフカだが、隙間が埋まる事がある)
・③:雑草が生えやすくなる事がある(雑草の種を掘り起こしてしまう)

本ネット動画の論点による、うちの「放置」でのデメリット

本ネット動画の論点による、うちの「放置」でのデメリットです。要するに、「5cm以上は、固めの土」では、土の中へ「酸素(植物の根や、土の中の微生物の呼吸のため)」の投入が止まり、呼吸ができなくなります。
・植物にとっても、微生物にとっても、致命的ですが、「団粒構造」が無くなるという事です。早急に解決すべき課題です。

「秋~冬」で、「5㎝以上も団粒構造へ

以前は、「秋~冬」は、「放置」でした。これでは、「5cm以上は、固めの土」は、そのままなのは、当然です。「5cm以上も団粒構造」にするためには、「微生物」に頑張ってもらうのが良いです。もちろんの事ながら、「堆肥を入れながら、土を必死で耕す」でも良いのですが、疲れますし、腰を痛めます。
・もちろんの事ながら、前述のデメリットにある様に、耕したからと言っても、良い事ばかりとも限りません。

本ネット動画で推奨されている方法を以下に示します。(ネット動画で、15分前後)

■浅く耕して(土の中の構造をなるべく壊さない)、かつ、「微生物」に頼る

なお、「微生物が育たない土(要するに、土が悪くなる)」とは、「①放置している土(土の表面に、枯れ葉も含めて、何もない)」と「②化学肥料に頼り過ぎな土」です。前者①は、何も餌(栄養)が無いので、微生物が育たないです。後者②は、植物にはメリット有りですが、微生物にはメリット無しなので、死滅していきます。
・要するに、「化学肥料」は、適度な使用という意味です。なお、うちでは、「無肥料栽培(有機農業)」により、「化学肥料」無しを実現しています。

「5㎝以上も団粒構造へ」の具体的な方法①

前述の論点から、「5㎝以上も団粒構造へ」の具体的な方法です。まずは、軽く耕します。その際に、微生物の餌(栄養)のため、「堆肥」を混ぜ込みます。浅めの「10cm~20cm」を目途に、耕しました。2枚目の様に、畑の土を整えます。関連記事「【DIY】地面に置く、木製コンポスト(大容量94L)を、安く1000円で作りました」の自作コンポストで、堆肥作りをしています。

  

・ただ、これでは、「堆肥+微生物」だけに頼る事になり、不十分です。「土の露出」は避けたいです。(本ネット動画の20分前後)
・従って、「土の露出を避けて、何かしらを植えておく」が望ましいです。本ネット動画では、直根型(突き刺す感じ)では、「トマト、ナス、スイカ、カブ、ホウレンソウ、キャベツ、ハクサイ、ゴボウ、オクラ」でした。直根型+ひげ根型(広がる感じ)では、背が高い「トウモロコシ」がおすすめでした。背が高いと、根も深くなるそうです。ドリル的な効果です。(本ネット動画の28分前後)
・うちでは、「ダイコン(大根)」を選択しました。深い所まで、根が伸びるので、収穫後に、根の空隙で「酸素が入る」ので、「5cm以上も団粒構造」に期待できます。「ダイコン」に適した「石灰」も投入です。約25cm刻みで、8か所に植えました。春に収穫です。
・後日談ですが、2枚目に示す様に、春(3月24日:5か月後)に、「ダイコン」を収穫しました。長いモノは、地中に約40cmも伸びているので、それだけ、畑を耕しくくれる事になります。嬉しいです。(少し、細い気もするので、来年は、根肥の意味で、カリ中心に追加しようと目論んでいます)

  

・うちでは、本畑で、「トマト」を植えていましたが、確かに、根が旺盛なので、上記の「土壌改良効果」もあったと感じました。

「5㎝以上も団粒構造へ」の具体的な方法②

「土の露出」を避ける、もう一つの手段は、「緑肥植物」です。(本ネット動画の30分前後)
・うちでは、背が高い「ライ麦」を選択しました。例えば、「緑肥、ライ麦、60mL、約300円」です。地中深くまで、酸素が行き届きます。


【緑肥】 タキイ種苗 超極早生らい麦 ライ太郎

・今回は、畝に「ダイコン」なので、畝と畝の間に「ライ麦」とします(黄色い☆)。背が高くなる前に、刈り取って、「草マルチ」で用います。畝の畝の間の「排水性」が良くなり、「畝」にも、好影響です。また、「団粒構造」の土量が増えるので、将来を見据えたメリットもあります。


・もちろんの事ながら、畝に「ダイコン」をしない場合は、畝に「ライ麦」で問題ないです。「5cm以上も団粒構造」を目指します。刈り取って、「草マルチ」にした後に、「米ぬか」で分解を促進して、その後に、「堆肥」として、土に混ぜ込むのも、良いです。

<一か月後の様子>
一か月後の様子です。左下の「ライ麦」が育っていますが、畝の下過ぎて、水分が多すぎた場所の様で、発芽率が悪かったです。次回は、畝の中腹辺りで、水分を避けたいと思います。
・2枚目の様に、黄色の畝の上の「ダイコン」は、順調に育っています。赤丸は、「ダイコン」の間の隙間を埋めた「ホウレン草」です(土壌改良効果は薄いのですが、収穫期待で)。

  

・例えば、「ホウレンソウ、次郎丸、10g、約330円」です。星形の種が特徴的ですが、発芽率が良いと、農業をしている田舎からの情報です。確かに実感したので、おすすめです。


カネコ種苗 園芸・種 KS100シリーズ ほうれんそう 次郎丸 野菜100 497

【後日談】
・3月末の「ホウレンソウ」です。五か月強の様子です。大きく育ったので、お浸しで、美味しく頂きました。

「ライ麦」の種が余ったので、横庭(家の横の庭)で、「ばら撒き植え」をしました。いい感じで、モッサモッサです。こちらも、土壌改良します。2枚目が五か月後(3月16日)です。すごくモッサモッサです(^^)

  

「秋~冬」の野菜の土は、休ませてはダメのポイント

確かに、連作障害を防ぐために、「休ませる」も正しいです。ただ、連絡障害を防ぐ方法として、違う野菜を植える等の手もあります。
・本記事では、むしろ、「秋~冬」の季節を利用して、積極的に「土壌改良」がご提案です。方針としては、「浅く耕して、微生物に頼る」事で、「5cm以上も団粒構造」です。
・具体的な方法は、「①浅く耕して、肥料を、混ぜ込み(微生物の餌)」で、「②深い所まで、根を張るダイコンを植える(石灰も)」です。これにより、「5cm以上も団粒構造」を目指します。
・なお、畝と畝の間に、「緑肥植物」の「ライ麦」で、地中深くまでの、「土壌改良」を目指します。なお、背が高くなる前に、刈り取って、「草マルチ」で用います。

まとめ

「秋~冬」の野菜の土は、休ませてはダメです。「土壌改良」の折角の機会を逃す手は、ありません。「畝は、ダイコン(大根)」で、「畝と畝の間は、ライ麦」で、「団粒構造」を目指せます。
要するに、「微生物に頼る」です。微生物の餌(栄養)を堆肥で供給した上で、「ダイコン」や「ライ麦」で、地中深くまで、微生物に酸素供給です。

皆さんのご参考まで(^^) 何かあれば、お気軽にお問い合わせください。

2023年10月15日
更新日:2023年11月12日(一か月の様子)
更新日:2024年3月16日(ライ麦:五か月後の様子)
更新日:2024年3月24日(ダイコン:五か月後の様子)
更新日:2024年3月末(ホウレンソウ:五か月強の様子)

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