自宅のベランダ等で、BSアンテナの取り付けが、必要となる人は多いと思います。「高さ」と「方向」が重要で、「コツ」もあるので、ご報告です。
本記事のミニ紹介動画「DXアンテナ「UH26BA」の取り付け動画」です。よろしければ、どうぞ。
うちのBSアンテナ
頂きモノですが、以下の通りです。「マスプロ、BS/CSアンテナ、BC45R」です。なお、「アンテナマスト、30cm」も、同じく、頂きモノです。なお、BSアンテナケーブルですが、2枚目の様に、「一旦、下に垂らす」配線でお願いします(雨で壁が濡れない様に)。
・現時点では、特に、「BS契約の意思」は、無いのですが、「テレビアンテナ」を新調したので、合わせて、「BSも映る様に」が目的です。「テレビアンテナの新調」に関する関連記事「【DIY】約9000円のテレビアンテナを、工事費ゼロで、自分で交換(ポイントは3つ)」、関連記事「【DIY】テレビの電波強度が少し弱い時の改善策(「方向」と「高さ」が重要)」です。よろしければ、どうぞ。以下が、その「テレビアンテナ」画像です。
「BSが映る様に」マニュアル確認
参考にしたのが、現在使用の「テレビアンテナ」マニュアルです。以下の様に、上部が「現在」で、下部が「BSアンテナの追加後」です。つまり、「①BSアンテナを追加するためには、混合器と分波器が必要」、「②BSアンテナにDC15Vが必要」です。
・なお、うちのテレビアンテナ(平面アンテナ)は、「DXアンテナ、ブースター内蔵、UHFアンテナ、UH26BA、ネット専用、約9000円」です。「メーカーHP、UH26BA」です。
DXアンテナ 地上デジタルアンテナ UHF平面 (26素子相当) 中・弱電界地用 ホワイト UAH261(W)
①BSアンテナを追加するためには、混合器と分波器が必要
・「混合器:BSとUHF(デジタルテレビ)の放送を1つにまとめる」で、「分波器:BSとUHF(デジタルテレビ)の放送を分ける」です。両者が必要です。記事「混合器と分波器」が参考になります。
・なお、すべての放送(2K、4K、8K)を見る為には、「3224kHzに対応した、同軸ケーブル/混合器/分波器」が必要で、もちろんの事ながら、「BSアンテナ」や「テレビ」もそれに対応する必要があります。今回は、手持ち資材活用が方針なので、「4K、8K」には、未対応です。なお、「2K:Full HD」は、従来テレビです。
・購入した「混合器(分波器)、4K8K対応、コアウェーブ、CW-275TV、約450円」です。これは、「混合器(分波器)」ですが、「分波器」のみもあるので、購入時にご注意ください。また、「屋外用」は、数千円と非常に高価であり、今回、ベランダ内で、「雨がかからない場所」に設置するので、安価優先で「屋外用は、選択しない」にしました。
・また、「ケーブル付き」もありますが、短いモノが多く、自由度が低いので、「ケーブル付きは、避けた方が賢明」です。また、「BSアンテナにDC15Vが必要」なので、「通電仕様(赤い箇所)」が不可欠であり、それも満たしています。
・「分波器」は、テレビ近くなので、「屋内」となります。手持ち資材は、以下の「分波器、日本アンテナ、S-UVSW、約600円」です。もちろんの事ながら、「通電仕様」です。
・商品説明で、「この分波器の一番の特徴は本体部分にパイロットランプがついていること。テレビからBS・CSアンテナまで電流を送りたい場合にランプの状態で送電ができているかどうかきちんと確認ができます。」が、嬉しい機能です。ただ、後述しますが、うちのい平面アンテナは、「付属品:電源挿入器から、DC15Vが供給される(つまり、ビデオ/テレビからの電源供給不要)」です。
・「ケーブル部分はS-4C-FB対応。Sは「satellite(衛星)」の略でSがついていない規格のケーブルはBS/CS放送には対応しておりません」も、参考情報です。
・なお、こちらの「分波器」は、「テレビ回り」なので、「ケーブル付き」が使いやすいです。
日本アンテナ S-UVSW 2分波器(地デジ・CATV・BS/CS対応) 出力側S-4C-FBケーブル50cm付属
・混合器と分波器のまとめを以下に示します。
②BSアンテナにDC15Vが必要
テレビ設定画面で、一般的には、「BSアンテナに、電源供給しない」か「テレビ連動で電源供給する」の選択肢があるはずです。ただ、うちの平面アンテナは、「付属品:電源挿入器から、DC15Vが供給される」です。従って、「ビデオ/テレビから、BSアンテナに、電源供給不要」でOKです。
・要するに、「平面アンテナ」マニュアルを確認し、ビデオ/テレビ設定画面で、適切な選択でお願いします。
BSアンテナの取り付け(「高さ」と「方向」が重要で、「コツ」も)
BSアンテナの取り付けです。記事「BSアンテナの取り付け」が参考になります。「高さ」と「方向」が重要で、「コツ」も示します。要するに、デジタルテレビは、電波塔が地上にあり、「自宅からの方向もマチマチ」ですが、BSは衛星放送なので、「自宅からの方向が一定」なので、その分、簡単になります。
・要するに、「高さ:南西方向から日が差す」、「方向:BSアンテナの目盛」、「コツ:混合器/分波器の選択、BSアンテナへの電源供給」です。
①BSアンテナの「高さ」 | ・BS電波が来るかどうかが、重要です ・午後2時に、「南西方向から、日が差す」です(うちでは、壁面がこの条件を満たしていました) ・ただ、夏に木が生い茂ると、BS電波が来なくなるので、木も避けて ・要するに、BSアンテナの設置「高さ」が重要です |
---|---|
②テレビのBS端子(混合器/分波器の選択も) | ・もちろんの事ながら、BSが見られるテレビが必要です ・混合器/分波器の選択も重要です |
③BSアンテナ(アンテナマスト) | ・BSアンテナ購入と、設置場所により、アンテナマストも必要です ・うちでは、壁面にアンテナマストとしました |
④BSアンテナに電源供給 | ・前述の「②BSアンテナにDC15Vが必要」です ・うちでは、平面アンテナの付属品から電源供給でしたが、「平面アンテナ」マニュアルや、「ビデオ/テレビ」マニュアルをご確認ください |
⑤BSアンテナの「方向」 | ・「方向(左右角)」は、「南西」 ・「方向(上下角)」は、お住いの地域別に、BSアンテナに目盛があります |
⑥BSアンテナの「方向」の微調整 | ・「方向」は、「南西」ですが、微調整で「最適方位」にします ・目安は、「左右に5度」で、5秒程度キープで、テレビ画面を見ながら、微調整ください |
アンテナ関係の全体配線図(配線ポイントも説明)
これも「コツ」になりますが、アンテナ関係の全体配線図です。「黄色:UHF」、「青色:BS」、「緑色:混合」です。左上がアンテナ回りで、右下がテレビ回りです。うちでは、「部屋A:ビデオ+テレビ」、「部屋B:テレビ」です。
・2枚目が「アンテナ回り」の写真です。ベランダ手すりの上に、「ボックス」を落ちない様に設置して、「電源挿入器PI20(そのACアダプターも)+混合器」を入れ、複数の短いアンテナケーブルで接続しました。「ボックス」は、雨避け/直射日光避けが目的です(「電源挿入器」「混合器」が、室内向けなのも理由です)。UHFアンテナ/BSアンテナの近くに本ボックスが必要となり、雨が吹き込む可能性ががほぼ無い、ベランダ屋根下にしました。
・以下が後日談です。「ボックス」の横が空いています。家側なので、雨や雪が吹き込む可能性も低いのですが、気になったので、改善です。「無印商品:追加用ストッカー、ポリプロピレン、18×40×21cm、790円」を「透明フタ」にしました(内部も見えます)。配線の高低も、「中に雨水が垂れない方向」に注意です。より安心になりました。
・2枚目が、雪の日の状況です。雪除けにも機能したので、良かったです。「透明フタ」は、有効でした。
今回の「アンテナ回り」の配線ポイントを以下に示します。
混合器/電源挿入部の順番 | ・「混合器のUHF側が通電しないモノ」だったので、マニュアルとは異なり、「電源挿入部をアンテナ側にした」です。最初は、マニュアル通りにしたところ、「UHFアンテナに電源供給されない」ので、映りませんでした(BSだけ、映っていました)。 ・なお、「混合器のUHF側が通電するモノ」は、高価なので、購入を避けました。 |
---|---|
UHFアンテナへの電源供給 | ・一般的には、BSアンテナへの電源供給は気にしますが、UHFアンテナへの電源供給が盲点でした。もちろんの事ながら、「UHFアンテナ」の種類によるので、「マニュアル」をご確認ください。 |
次に、「テレビ回り」の配線ポイントを以下示します。
分配器 | ・「緑色:混合」から、ダイレクトに「分配器」となりますが、正常に映ります(BSの場合だけ、「分波器」追加をお願いします) |
---|---|
ビデオ/テレビの順番 | ・うちのビデオは、機器内に「無損失分配器」が入っています。従って、本機能を活用して、「ビデオ→テレビ」が良いです。記事「ボクにもわかる地デジ対策編」内の1枚目のイラストが参考になります。 ・参考のため、2枚目でうちのビデオ裏の配線を示します(UHF/BSがそれぞれ入力し、テレビ側にそれぞれ出力です。なお、分波器で通電ランプが光っていますが、TVから電源供給では無く、アンテナ側の電波挿入器からの電源供給である事が、留意事項です) |
複数台のテレビ | ・以下のイラストでも示されている様に、「分配器」はなるべく使用しない方が望ましいです ・なお、「2分配器」は、電波を半分に分けるので、「3dB(実際には、約4dB)」の電波強度の低下となりますが、「無損失」タイプもあるようです(ただ、室内側の工夫よりも、そもそも、アンテナ側の電波強度の改善の方が効果大と考えます) |
まとめ
「BSが見られる様に」で、「BSアンテナの取り付け」です。要するに、BSアンテナで、「高さ:南西方向から日が差す」、「方向:BSアンテナの目盛」、「コツ:混合器/分波器の選択、BSアンテナへの電源供給」が重要です。
・なお、BSアンテナの「方向の微調整」は、「左右に5度」で「最適方位」にお願いします。
皆さんのご参考まで(^^) 何かあれば、お気軽にお問い合わせください。
2022年9月4日
更新日:2022年9月11日(アンテナ関係の全体配線図を追記)
更新日:2022年10月1日(アンテナボックスに透明フタを追記)
更新日:2023年1月28日(雪の日の透明フタの有効性を追記)
関連記事
本記事で紹介した関連記事「【DIY】約9000円のテレビアンテナを、工事費ゼロで、自分で交換(ポイントは3つ)」や |
本記事で紹介した関連記事「【DIY】テレビの電波強度が少し弱い時の改善策(「方向」と「高さ」が重要)」 |
関連記事「【DIY】テレビアンテナを、安く2万円で工事費ゼロで、自分で取り付け(ポイントは3つ)」→旧機種は高価でしたが、上記の様に新機種は安価になりました |
上記も含めた、本ブログのDIYカテゴリー(猫モノ、バラフェンス、野菜/果物、格子戸など)の記事リスト(約30件)です。他の記事も、どうぞ。
・各記事の左上に「検索窓」があるので、気になるキーワードを入れて頂ければ、ご要望の記事があるかもしれません。