電動ドライバー(電動ドリル)は、色々な種類があり、購入時に、後悔しないか、悩みます。DIYで使用した数年間の実感から、バッテリー2個も含めた買い方の3つのポイントをご報告です。
電動ドライバー(電動ドリル)の「機能と種類」
電動ドライバー(電動ドリル)の「機能と種類」を以下に示します。便利な道具だと思います。なお、「インパクトドライバー」と「ドリルドライバー」の違いにも触れておきます。
・要するに、用途にもよりますが、「インパクトドライバーが上級者」、「ドリルドラーバーが中級者/初心者」と言えます。本記事では、クラッチ機能(空回り機能)がある「ドリルドライバー」をおすすめです。
ネジ締め | ・電動なので、手動よりも力が入り、違って疲れないので、時短です ・また、ネジのトルク(締める力)も一定になり、安心です |
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穴あけ | ・木材や金属に穴を開けられます |
ミガキ/ヤスリ | ・バフを取り付ければ、回転機能を活用しいて、ミガキ/ヤスリにもなります |
インパクトドライバー | ・インパクト(衝撃、打撃)の名前通り、回転と衝撃です ・穴がない場所へのネジ留め/ビス留めなどに、向いている ・ただ、作業者にも衝撃があるため、手が疲れやすい(音も大きい)<先端部分のチャック> ・ビットを取り付ける先端部分のチャックが1種類(どの軸対応なので、確認が必要) <スピード> ・スピードコントールが出来ないので、一定の回転数 <トルク(パワー)> ・トルク(パワー)が一定 ・ハンマーが内蔵のため、打撃を加えながらの回転 |
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ドリルドライバー(おすすめ) | ・先端部分の回転数が高いモノ ・ビットを交換すれば、ドリルとして、穴あけが可能 <先端部分のチャック> ・ビットを取り付ける先端部分のチャックが複数種類(六角軸、丸軸など) ・チャックの軸の太さも自由度あり <スピード> ・クラッチ機能(空回り機能)で、用途にあわせた回転数(壊れやすい素材は、遅い回転数など) <トルク(パワー)> ・一定の力以上が掛からないように出来るので、ネジ締めすぎ無し |
・電源部分の違いです。以下の様な特徴があります。DIYでは、屋外使用の可能性もあるので、「充電式」がおすすめです。
ケーブル式 | ・バッテリー無しなので、長時間使用も大丈夫です ・ただ、自由度が低いです |
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充電式(おすすめ) | ・ケーブル無しなので、自由度が高いです ・ただ、バッテリーの消耗が激しいので、長時間使用が難しいです |
・以下に、注意点として、「電動ドリル」表記についても、記載しておきます。
正しくは、「電動ドリル」は、上記「ドリルドライバー」から、「クラッチ機能無し」で、「穴あけに特化」したモノになります。ただ、一般的には、これらが混同されて表記されているので、本記事では、参考情報として、「電動ドライバー(電動ドリル)」と併記しています。
うちの「電動ドライバー(電動ドリル)」のご紹介
・うちの「電動ドライバー、最大トルク38Nm、バッテリー2個、ドライバーセット、約5000円」です。です。ただ、既に品切れなので、現在でも販売されているモノを後述します。
HUNDA 電動ドライバー ドリルドライバーセット 充電式 1台3役 コードレス 日曜大工 トルク25+1無段変速 正逆転可能 12.8V 37セットLED照明 日本語取扱説明書 収納バッグ
・商品紹介画像を以下に示します。まず、用途のご紹介です。特に、うちでは、DIYが好きなので、「木材へのネジ締め」でよく使います。内容物も参考貼付しておきます。
・なお、うちでは、あまり使用しなかったのですが、「LEDライト付き」でした。そもそも、暗ければ、作業が不安全になるので、しっかりとした「懐中電灯」等で、照らす方が望ましいです。
ドリルビット(ドライバーセット)は、必要だが、徐々に揃えるのが良さそう
ドリルビットとは、先端部分に付ける「刃」です。色々な種類があります。本記事内で紹介した製品では、付属品でセットとなっています。単独で「ドリルビット」を購入しないで、まずは、付属品の「品ぞろえを確認」ください。
・うちの経験では、「付属品で、当面、大丈夫」です。メーカーさんが、「使いそうなモノ」を準備してくれていますので。数年間で、追加購入したのは、「金属用ドリル」や、後述の「ショットビット(ショートドリル)」の20mmサイズでした。
・なお、「ドライバーセット」の表記もあり、「ドライバーとドリルの刃」の両方が含まれている場合もあります。
・なお、先端部分には、色々な「アタッチメント」もあります。狭い場所でも使用可能な「L字型アダプタ」もありました。斜めからの締め付け作業も可能な「首振りタイプ」もありました。
「ビット」購入の際には、「丸軸」よりも「六角軸」が、おすすめです。「六角軸」の方が、しっかりと固定できるからです。購入する電動ドライバー(電動ドリル)で、使用可能なのか、念のため事前確認をお願いします。
・なお、ネット記事では、「完全に噛んだ時は、六角軸よりも丸軸の方が、外れるので、安全」もありましたが、前述のクラッチ機能(空回り機能)もあり、「六角軸」をおすすめしている記事が、ほとんどでした。対辺から対辺までの長さ(差し込み口対応)が6.35mmが一般的です。
「電動ドライバー(電動ドリル)」の買い方の3つのポイント
DIYで使用した数年間の実感から、買い方の3つのポイントをご報告です。
①トルク調整とスピード調整 | ・「木材へのネジ締め」では、締めすぎを避けるために、「トルク調整」は、不可欠です。「ドリルで穴あけ」時でも同様です。 ・スピード調整も、作業効率/安全面も含めて、不可欠です。 ・詳細を後述です。 |
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②バッテリー2個 | ・購入時に、「ケーブル式」も検討しましたが、やはり、自由度が低いので、「充電式」が良いです ・また、特に、電池切れを無くすために、「バッテリー2個」が重要です ・屋外作業の電池切れの際に、「電池切れだから、例えば、1時間の充電時間後に、作業再開」は、作業が止まるので、避けたいです |
③本体ケース | ・DIYで使用した数年間の実感からですが、「本体ケース」が必要と考えます ・詳細を後述です。 |
<①トルク範囲とスピード調整>
・トルク調整の目安を、商品紹介画像で示します。「木材へのネジ締め」は、1~7なので、うちでは、「ネジ締め」で、最初に「トルク1」で優しくスタートしてから、木材の硬さに応じて、徐々に上げました。これで、ネジ締めすぎを防ぐことができます。
・なお、「ドリルで穴あけ」用に、「ドリルモード(右下部)」もありますが、うちでは、「トルク8~11(左上部)」で、こちらも優しく穴あけです。材料が硬い場合は、より大きなトルクか、ドリルモードが必要になる可能性もありますが、うちでは、特に必要が無かったです。特に、ドリルモードは、「クラッチ機能無し」なので、安全のため、使用を避けた方が賢明と考えます。
・また、スピード調整(右上部)も、作業効率/安全面も含めて、不可欠です。「低速」は、ゆっくり目のネジ締めに有効です。「高速」は、ドリルで穴あけの際に、早めの方が、バリが少なかった実感です。
<③本体ケース>
・屋外作業で、「本体ケース無し」だと、本体だけでの持ち出しとなりますが、「バッテリー2個」も一緒に持ち出したいです。突然のにわか雨等でも、「本体ケース」に入れておけば安心です。
・本製品は、ハードタイプ(上部)の「本体ケース(バッテリー等も含む)」に加えて、ソフトタイプ(下部)もあり、「ビス等」の片付けもしやすかったです。
「電動ドライバー(電動ドリル)」のおすすめ
現時点での上記のポイントを踏まえた「電動ドライバー(電動ドリル)」のおすすめです。例えば、「電動ドライバー、最大トルク45Nm、バッテリー2個、ドライバーセット、約7000円」です。
・本製品は、「①トルク調整とスピード調整」「②バッテリー2個」「③本体ケース」を満たしています。以下に示します。内容物も参考貼付しておきます。
・また、サブ機能ですが、「ハンマー機能」有りも、おすすめです。使い勝手が良いのかもしれません。
・なお、優先順位は、「①トルク調整とスピード調整」が高く、次は、「②バッテリー2個」で、最後が「③本体ケース」となります。他のモノを選択する際のご参考です。うちのい場合は、「LEDライト付き」の優先順位は、高くありませんでした。
・ホームセンターで、「ニトリ/マキタ/カインズ/コーナン/ボッシュ」等のメーカー品を確認する際も、上記「買い方の3つのポイント」の意識をお願いします。
「電動ドライバー(電動ドリル)」を安価にする工夫
例えば、「①有りで、②無し/③無し」では、アイリスオーヤマ「電動ドライバー、最大トルク28Nm、バッテリー1個、ドライバーセット、約5000円」と約2000円の節約です。
・ただ、「最大トルクも小さくなる」ので、硬い素材では、不安が残ります。「②無し/③無し」もデメリットと考えます。約2000円の節約で安くですが、デメリットが多い感覚です。
・なお、トルク調整が「13段階」と他の約半分ですが、実用上は、特に問題無いと考えます。
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「ドリルで穴あけ」の際の工夫(注意点)
本記事の読者は、DIYで「電動ドライバー(電動ドリル)」を使用した、「木材でのネジ締め」や「ドリルで穴あけ」の用途を想定と考えます。
・特に、「ドリルで穴あけ」の際の工夫(注意点)を、その使い方も含めて、以下に記載します。
「ダボ継ぎでネジ無し」で使用するダボ穴
「ダボ継ぎ」すると「ネジ無し」で、ランチ机等がDIYで作れます。関連記事「ダボ継ぎで天板が綺麗なランチ机」です。https://daijoubudayo.com/diy/table/
・関連記事内でも記載ですが、「ダボ継ぎ」のためには、「ダボ穴」を正確にあける必要があります。そのために、ダボ穴がずれない方法として、「①ダボマーカー」と「②ポンチ」が重要です。
・例えば、「ポンチ、100mm、約200円」です。
・また、「ダボ穴」の深さを一定にするために、「ドリルトッパー」も使用しました。例えば、「ドリルストッパー、10mm、プラスチック面、約500円」です。
ドリル中心がズレない工夫
例えば、「格子戸」作り方で、「丸形」を活用した関連記事「間隔が均等な格子戸の作り方」です。https://daijoubudayo.com/diy/latticedoor/
・関連記事内でも記載ですが、硬い木目で、ドリル中心がズレるので、すぐにドリルとしないで、「ポンチ(長い釘)」使用をお願いします。
・なお、上記の様な「ドリル中心がズレない工夫」を活用した関連記事「L字金具よりも、安全で安価な自作治具」です。https://daijoubudayo.com/diy/l_metal/
「ディアウォール/ラブリコ」を安くするための「半分穴」
「ディアウォール/ラブリコ」は、高価なので、関連記事「六角ボルト方式の90円で」です。https://daijoubudayo.com/diy/diawall/
・関連記事内でも記載ですが、この六角ボルトの頭を埋めるための「半分穴(下図の〇)」が必要です。「座ぐりドリル」は高価なので、「ショートビット(ショートドリル)」で安価にしました。
リーマー(穴を広げる切削工具)は、活用度が高い
「リーマー」(下記の上部)とは、穴を広げたり、穴のバリ取りなどで、非常に活用度が高い「切削工具」です。穴を少しだけ広げたい時は、ドリルで無理やり広げるよりも、素材の割れも防げるので、うちでは、重宝しています。また、バリ取りでも、活躍です。例えば、「リーマー、3~12mm、約850円」です。
エンジニア テーパーリーマー 孔開範囲:φ3~12mm TR-01
・「手動ドリル」(上記の下部)も、ご参考です。キリでは細すぎる穴になり、わざわざ、電動ドリルまで、持ち出すのが面倒な場合に、うちでは、使用しています。例えば、「手動ドリル、0.8~3mm、約800円」です。
まとめ
電動ドライバー(電動ドリル)は、色々な種類があり、購入時に、後悔しないか、悩みます。DIYで使用した数年間の実感から、買い方の3つのポイント「①トルク調整とスピード調整」、「②バッテリー2個」、「③本体ケース」をご報告です。①の優先順位が最も高いです。
・なお、「電動ドライバー(電動ドリル)」を使用した「ドリルで穴あけ」際の工夫(注意点)を、使い方も含めて、記載しました。
皆さんのご参考まで(^^) 何かあれば、お気軽にお問い合わせください。
2022年1月1日
関連記事
・硬い外壁の「ネジ打ち」には、「電動ドライバー」が不可欠なので、それを実感した関連記事「風呂の格子設置ポイント」です。https://daijoubudayo.com/diy/bath_windows/
・本記事も含めた「DIY部材」の記事マップです。キーワードは、「ネット」「100均」「ホームセンター」「ジモティー」です。ご興味があれば、下記のリンク先からどうぞ。https://daijoubudayo.com/diy/material_cost/
上記も含めた、本ブログのDIYカテゴリー(猫モノ、バラフェンス、野菜/果物、格子戸など)の記事リスト(約30件)です。他の記事も、どうぞ。
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