うちのコンクリート外壁ですが、「雨だれ跡」もあり、少しコケっぽいので、塗料でホワイト化を行いました。
長い年月で、コンクリート外壁の表面が汚れて、「雨だれ跡」有りです。どうしようかと、悩んでいました。
コンクリート外壁のホワイト化(現場確認)
コンクリート外壁がどんな状態なのか、現場確認から開始です。以下のように、雨の跡もあり、少しコケっぽいです。また、塗料の色も、悩んだ末、「汚れが目立たないホワイト」としました。
コンクリート外壁のホワイト化(塗装後)
塗装後です。思った感じになりました。なお、2枚目の写真中央で、「塗料無しのスジ」がありますが、この失敗ポイントについて、後述します。
コンクリート外壁のホワイト化(作業手順)
作業手順を、ご説明します。
①高圧洗浄機での汚れ取り
コンクリート壁の「雨だれ跡」「コケ」等を最初に取る必要があります。うちには、「高圧洗浄機」があるので、それを活用しました。「高圧洗浄機、K3サイレント、西日本地区、ケルヒャー(KARCHER)、約20000円」です。東日本地区は、別製品です。
・なお、あまり強く当てすぎると、コンクリート表面が削れるので、ご注意ください。一坪(畳2枚分)の面積を5分~10分で、ゆっくりと進めました。
KARCHER(ケルヒャー) ケルヒャー 高圧洗浄機 サイレント (60Hz西日本地区用)1.601-447.0 K3サイレント60Hz K3SL/6
・「高圧洗浄機」が無い場合は、汚れがひどい個所だけでも、タワシ/ブラシで、綺麗にした方が良いと考えます。
・なお、雨だれは、炭酸カルシウム等の汚れですが、「水道水」とするか、洗剤使用であれば、「中性洗剤」が望ましいです。「酸性洗剤」や「アルカリ性洗剤」では、変色の可能性が高くなると考えます。
・例えば、「外壁クリーナー、コンクリート用、1L、約1000円」です。ただ、Q&A でも記載の様に、「外壁クリーナー」でも「洗剤」でも、コンクリートに浸み込んだ汚れは難しいです。
②養生テープ+新聞紙
養生テープが必要です。少なくとも「⑤本塗料」以前に必要ですが、汚れが少なくなるので「③下塗り(シーラー)」より前が望ましいです。
・手を抜かないで、しっかりと丁寧にお願いします。こんな感じで、「境界」が綺麗に仕上がります。「境界」がぶれていると、見た目が悪くなります。
・「養生テープ+新聞紙」が多量に必要となります。また、「晴れ」であっても、風が強いと、「養生テープ+新聞紙」がめくれて、乾いていない部分につくのは避けたいです。「晴れ+無風」が望ましいです。
③下塗り(シーラー)
「下塗り(シーラー)の必要性」ですが、私は、「必須」と考えます。そもそも、コンクリートは、塗料がしみこみ易いので、本塗料の厚みが薄くなります。薄くなると、耐久性が心配になります。ただ、「下塗り+本塗料」で倍以上の時間がかかるのが難点ですが、やむを得ないと考えます。しっかりと行い、短期間の劣化を避ける方が賢明です。
例えば、「下塗り(シーラー)、透明、1L、8~10m2、約1200円」です。なお、「下塗り(シーラー)」で、透明でなく白も、ありますが、将来、本塗料を白以外にする可能性もあるので、「透明」を選択した方が無難です。また、「水性」が良いです。「油性」のような匂いも無いので。
・一回塗りで「8~10m2」と記載ですが、計算した量よりも、「少し多めの購入」が無難です。境界等をハケ塗りすると、意外と沢山使いますので。
・塗り方は、まずは、境界をぐるっと、ハケで塗ってから、中央部分をローラーで一気に塗るのが良いです。なお、以下の写真の様に、「スポンジ」活用も楽です。お試しください。
・塗装セットであれば、例えば、「塗装セット、塗装バケット/ローラー等、約700円」が必要です。
アサヒペン バケット型万能用ローラーバケセット 5点セット BS-180
④下塗り(シーラー)の乾燥
乾燥時間が「夏季で2時間以上/冬季で6時間以上」と記載です。従って、朝から塗っても、次の本塗料は、夕方開始になる可能性もあります。天気予報を確認し、予備日も含めて「丸二日間が晴れの日」でお願いします。
⑤本塗料
うちの場合は、全体を一日でやろうと思っていたので、夕方から本塗料を開始しました。ただ、大きく誤算だったのは、「夕立」でした。天気予報の確認が不十分でした。
・そのため、最初の写真にあるように、「完全に乾かない中央部」に塗料付きが悪くて、塗れていません。「天気予報の確認が不十分」だったのが、失敗ポイントです。もちろん、「養生テープ+新聞紙」も濡れてしまい、乾かすまで作業中止で大変でした。
・なお、1年後に、本失敗箇所を「ホワイト化」した関連記事「コンクリート外壁を安く1100円で、半日でホワイト化(「雨だれ跡」無し)」です。成功しました。https://daijoubudayo.com/diy/concrete_repair/
・本記事での使用塗料は、例えば、「塗料、白、ツヤ消し、0.7L、5~6.6m2、約1100円」です。「ツヤ消し」の方が劣化が目立たないと考えました。「下塗り(シーラー)」が水性なので、本塗料も水性で合わせました。一回塗り(標準)で行いました。
・塗り方は、「下塗り(シーラー)」と同様に、まずは、境界をぐるっと、ハケで塗ってから、中央部分をローラーで一気に塗るのが良いです。
・1枚目の写真が、「塗料バケットが汚れない工夫(買い物袋の活用)」、2枚目の写真が、「塗料の注ぎ口の改善(フタ上部が汚れない)」です。おすすめです。
⑥本塗料の乾燥+養生テープ外し
乾燥時間が「夏季で1時間/冬季で数時間」と記載です。その後に、「養生テープ+新聞紙」外しが必要となります。境界で塗料が乾いてない可能性があり、それが飛ばないように、特に「境界」は、ゆっくりと養生外しをお願いします。
・完成です。「雨だれ跡」無しです。
コンクリート外壁のホワイト化(一般的な日程表)
一般的な日程表を以下に示します。注意ポイントも丁寧に記載しました。なお、畳み4枚分「6.5m2」で、「下塗り(シーラー)が約1200円」+「本塗料が約1100円」=2300円となります。
事前準備 | ・現場確認(塗装色の決定:白) ・「下塗り(シーラー)」「本塗料」の購入 ・ローラー/ハケ/塗料バケット等の準備 ・養生用の「養生テープ/新聞紙」の確保 ・天気予報で「丸二日間が晴れで無風」の日を選ぶ ・当日は、「シャツ(白)」「ジーンズ」が望ましい ・高い場所があれば、脚立も必要 |
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①高圧洗浄機での汚れ取り | ・例えば、1日目の午前 |
②養生処理 | ・例えば、2日目の朝一番 |
③下塗り(シーラー) | ・例えば、2日目の午前 |
④下塗り(シーラー)の乾燥 | ・例えば、2日目の昼食時間 |
⑤本塗料 | ・例えば、2日目の午後一番 |
⑥本塗料の乾燥+養生外し | ・例えば、2日目の夕方 |
予備日 | ・例えば、3日目 |
・室内「キッチン壁のホワイト化を安く1万円で」の記事を内部リンクしておきます。準備物等も参考になります。https://daijoubudayo.com/diy/whitepaint/
まとめ
コンクリート外壁の塗料によるホワイト化を2300円で行いました。長い年月で表面が汚れていましたが、綺麗になりました。「雨だれ跡」無しです。「下塗り(シーラー)」も不可欠と考えます。
・なお、作業途中で雨に遭遇すると、塗料付きが悪くなり失敗しますので、「事前の天気予報確認」が非常に重要です。
皆さんのご参考まで(^^) 何かあれば、お気軽にお問い合わせください。
2021年2月6日
更新日:2021年11月22日(記事構成の改善)
関連記事
・本記事で紹介した関連記事「コンクリート外壁を安く1100円で、半日でホワイト化(「雨だれ跡」無し)」:https://daijoubudayo.com/diy/concrete_repair/
・本記事で紹介した、室内「キッチン壁のホワイト化を安く1万円で」です:https://daijoubudayo.com/diy/whitepaint/
・塗料無しで、「白いコバノランタナで、コンクリート外壁のホワイト化」も参考になります:https://daijoubudayo.com/diy/exterior/
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