大型キャットケージは、本当に高価ですが、人と居住空間を分けたり、多頭飼いの場合に、欲しいです。市販品/イレクターとも比較して、「35mm角材活用」で安価な作り方をご紹介です。
中型キャットケージの市販品
中型キャットケージの市販品をご紹介します。例えば、「キャットケージ、高さ170cm×奥行/幅60cm、約16000円」です。
アイリスオーヤマ ルーフキャットケージ RFC-704 ブラック スリム
・なお、本記事では、高さ2m弱で、人が入れるワイドな大きさを「大型キャットケージ」としました。従って、「高さ180cm、奥行70cm、幅140cm」で、片側を入り口としました。本観点では、上記の中型キャットケージ「高さ170cm×奥行/幅60cm」では、幅が足りないです。同体積にしようとすると、上記の市販品が2個必要となり、16000円×2個=合計32,000円となります。
「大型キャットケージ」で「イレクター」活用では、高価
上記「大型キャットケージ」の大きさを「イレクター」活用すると、「ジョイント:1760円」+「パイプ:12428円」=合計14,188円となります。網が必要なので、以下のフェンスネット5200円を加えて、合計19,388円です。ただ、高価と考えます。
・関連記事<大型キャットケージで「イレクター/35mm角材/メッシュフェンス」を価格比較>で、詳細検討したので参考になります。https://daijoubudayo.com/diy/cat_cage_elector/
・例えば、「フェンスネット、網目:約37.5mm、2m×10m、約5200円」です。切断しても使用できるので、優れものです。おすすめです。
日本マタイ(マルソル) 侵入防止ネット 強力フェンスネット 37.5mm角 2m×10m 半折り 茶 HC07060
「大型キャットケージ」を「35mm角材」活用で安価に
・関連記事<大型キャットケージで「イレクター/35mm角材/メッシュフェンス」を価格比較>で、詳細検討しましたが、「35mm角材+フェンスネット」であれば、合計9,700円となり、おすすめです。「イレクター」と比較して、約1万円の費用削減です。https://daijoubudayo.com/diy/cat_cage_elector/
・「イレクター」の課題は、「部品(パーツ)が高価」です。「35mm角材」で代替すれば、部品(パーツ)が、約1/3に安くなります。両者の価格比較表です。
イレクター | ・ジョイント1760円、パイプ12428円、フェンスネット5200円 ・合計19,388円 ※パイプカッター「28ハンドカッター EK-1、5,357円」をお持ちでない方は、購入必要(ホームセンターで、カットサービスがあるかもしれません) |
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35mm角材 | ・35mm角材(木ネジで組み立て可能)4500円、フェンスネット5200円 ・合計9,700円 |
「35mm角材」での具体的な作り方
「35mm角材」を選択したのは、高強度/安価がポイントです。長さが数mでも、曲がらない強度があります。また、ホームセンターで「赤松、35mm角材、長さ3m、約500円」と安価です。
・適切な長さに切断するのは、ホームセンターのカットサービス(10円~20円/1カット)を利用しています。自分でノコギリ切断でも良いのですが、垂直カットが望ましく、mm単位の精度も欲しいので、自信がないのが理由です。
<全体設計>
・以下が、「縦棒」「横棒A」「横棒B」の概算長さです。従って、長さ3mを9本なので、500円×9本=合計4500円となります。ここからも分かるように、「35mm角材」の直線部材だけなので、複雑な加工はゼロで、出入り口付きのモノが自作できます。
<35mm角材の切断>
・ただ、「概算長さ」を、35mm角材の組み合わせ方法を考えて、「正確な寸法」にする必要があります。以下で示します。なお、「縦棒②/縦棒③でマイナス10mm」「横棒A②でマイナス10mm」とあるのは、扉を蝶番で開閉式にするための余裕です。この寸法ゼロだと、ピッタリ過ぎて開閉が出来なくなります。上記「扉用の縦棒:縦棒①/縦棒②/縦棒③」「扉用の横棒A:横棒A②」としました。それぞれの必要本数も以下に示します。
縦棒 | ・「縦棒①:1730mm×5本」 ・「縦棒②:1720mm×1本」 ・「縦棒③:1650mm×1本」 |
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横棒 | ・「横棒A①:1400mm×4本」 ・「横棒A②:620mm×2本」 ・「横棒B①:630mm×4本」 |
<35mm角材の組み立て>
・木ネジ(長さ50mm)を使用します。35mm角材なので、50mm-35mm=15mmが食い込むので、丁度良い長さと考えています。
・例えば、「木ネジ、皿、ステンレス、M3.3、長さ50mm、120本、約800円」です。「線径が細いので木割れしにくい」と記載がありました。長い木ネジなので、高強度のステンレスがおすすめです。(長さ55mmにするとM3.8となり太くなるので、木割れの可能性が高くなるので避けました)
・なお、角部分の詳細説明です。「横棒B①」が内側になっているのは、「木ネジ同士がぶつからない」ためです。また、「横棒A①は、縦棒①にしっかりと乗せる」でお願いします。
・扉部分の詳細説明です。本来、縦棒の上に横棒を載せるのが原則ですが、扉上部/扉下部は、強度アップの為、木ネジ方向をずらした方が良いです。なお、扉の蝶番については、後述します。
<屋外使用なら塗料有りが望ましい>
なお、「塗料有り」なら、屋外で、劣化無し(数年)も確認済です。関連記事「幅8mバラフェンスを安く3000円で(自立型/フェンス一体型)」で、以下の写真で「木フレーム(白)」が対象です。https://daijoubudayo.com/diy/fence/
・組み立て後の「塗料」の方が、「木ネジ」の頭も隠れるので、劣化対策になります。
<網の取り付け>
・網の取り付けです。重要なのは、網目の大きさです。うちの猫は、隙間「5cm以下」であれば、大丈夫です。例えば、「フェンスネット、網目:約37.5mm、2m×10m、約5200円」です。切断しても使用できるので、優れものです。おすすめです。
日本マタイ(マルソル) 侵入防止ネット 強力フェンスネット 37.5mm角 2m×10m 半折り 茶 HC07060
・網の取り付け方法の詳細です。「2m×10m」製品から、「網①」「網②」「網③」を切り出します。なお、「プラス20cm」としているのは、それぞれ「プラス100mmを折り返して、強度アップ」が理由です。2枚目のイラストで示します。「35+35+30=100mm」を折り返します。
・使用するモノは、例えば、「ステップル、幅16mm、45個、約200円」です。「幅10mm」のモノより、大型なので、しっかりと網を止められます。折り返しをしているので、ステップルの間隔は、20cm程度で良いと考えます。
<扉の取り付け>
・35mm角材で、「扉」を作りますが、本体への取り付けは、上記「網の取り付け」が終わった後にします。なお、扉の蝶番は、約1/3位置に2個でお願いします(3個だと直線性を高める必要があり難しくなります)。
・なお、扉なので、「取っ手」も欲しくなりますが、「35mm角材」に手が掛かるので、それよりも、猫が逃げ出さない様に、「針金(35mm角材の二本を軽く縛る等)」等で工夫もお願いします。
・例えば、「金具(蝶番)、51mm、ステンレス製、4個、約1000円(250円/個)」ですが、ステンレス製ですこし材質的にもったいない気もしますが、強度が必要なため、必要と考えます。
TRUSCO(トラスコ) ステンレス製厚口蝶番 全長51mm (4個入) ST-888-51HL
「大型キャットケージ(出入り口付き)」で「35mm角材」の部材まとめ
「大型キャットケージ(高さ180cm、奥行70cm、幅140cm)」で「35mm角材」の部材まとめです。出入り口付きのモノが、これで完成します。関連記事「電動ドライバーの買い方は、バッテリー2個も含めた3つのポイント重視で」で、電動ドライバーもご検討ください。https://daijoubudayo.com/diy/screwdriver/
35mm角材 | ・ホームセンターで「赤松、35mm角材、長さ3m、約500円」が9本 ・500円×9本=4500円 |
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フェンスネット | ・「フェンスネット、網目:約37.5mm、2m×10m、約5200円」 |
木ネジ | ・「木ネジ、皿、ステンレス、M3.3、長さ50mm、120本、約800円」 |
ステップル | ・「ステップル、幅16mm、45個、約200円」 |
蝶番 | ・「金具(蝶番)、51mm、ステンレス製、4個、約1000円(250円/個)」で、2個(約500円) |
(合計) | ・4500円+5200円+800円+200円+500円=合計11,200円 |
・なお、手作りなので、奥側に「猫の物見台」を作製する事も可能です。関連記事「L字金具よりも、安全で、ほぼゼロ円で安価な自作治具(ポイントは、寸法)」を参考にして頂き、安価な作製をよろしくお願い致します。https://daijoubudayo.com/diy/l_metal/
・なお、うちでは、関連記事「屋外キャットケージ(高さ2m/幅2m)を安く1万円で」で、「35mm角材」では無いのですが、別手段の「メッシュフェンス活用」で、実現しています。こちらの記事に「猫の物見台」もあるので、ご参考まで。https://daijoubudayo.com/diy/cat2/
「中型キャットケージ」の「35mm角材」部材寸法
最初に、市販品「中型キャットケージ、約16000円」とお伝えしましたが、「35mm角材」での部材寸法を参考に記載です。ご活用ください。
・「大型キャットケージ」の出入り口は、「扉」にしましたが、「蝶番も無し」なので、安価でもある「フェンスネット」をダブルクリップ止めとしました。これで前面がオール解放になります。
・正確な寸法と必要本数です。「3m、500円×5本=合計2500円」となります。
縦棒 | ・「縦棒①:1730mm×4本」 |
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横棒 | ・「横棒A①:700mm×4本」 ・「横棒B①:630mm×4本」 |
・網ですが、以下の寸法です。なお、「網①」「網③」は、固定なので、前述と同様ですが、「網②」が可動なので、注意が必要です。下部を固定で、上部/側面をダブルクリップ止めとしました(上部を固定でも良いのですが、猫の脱走可能性も考慮して、下部を固定としました)。もちろんの事ながら、前述の様に、「扉」方式でも大丈夫です。
・例えば、「ダブルクリップ、幅51mm、10個、約300円」です。
サンケーキコム ダブルクリップ 超特大 DB-00-BK 10個入 黒
・「中型キャットケージ(高さ180cm、奥行70cm、幅70cm)」の部材まとめです。合計9,000円です。市販品よりも、約7000円の費用削減です。
35mm角材 | ・ホームセンターで「赤松、35mm角材、長さ3m、約500円」が5本 ・500円×5本=2500円 |
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フェンスネット | ・「フェンスネット、網目:約37.5mm、2m×10m、約5200円」 |
木ネジ | ・「木ネジ、皿、ステンレス、M3.3、長さ50mm、120本、約800円」 |
ステップル | ・「ステップル、幅16mm、45個、約200円」 |
ダブルクリップ | ・「ダブルクリップ、幅51mm、10個、約300円」 |
(合計) | ・2500円+5200円+800円+200円+300円=合計9,000円 |
まとめ
大型キャットケージは、本当に高価ですが、人と居住空間を分けたり、多頭飼いの場合に、欲しいです。市販品/イレクターとも比較して、「35mm角材活用」で安価な作り方をご紹介です。
・「大型キャットケージ(高さ180cm、奥行70cm、幅140cm)」で、出入り口付きのモノが、約1万円となりました。「イレクター」と比較しても、約1万円の費用削減です。
・他の「大型DIY品/中型DIY品」を自作される際も、是非とも「35mm角材」を検討候補でよろしくお願い致します。「バラフェンス」にも、応用可能です。
皆さんのご参考まで(^^) 何かあれば、お気軽にお問い合わせください。
2022年4月2日
関連記事
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・本記事で紹介した関連記事「L字金具よりも、安全で、ほぼゼロ円で安価な自作治具(ポイントは、寸法)」:https://daijoubudayo.com/diy/l_metal/
・本記事で紹介した関連記事「屋外キャットケージ(高さ2m/幅2m)を安く1万円で」:https://daijoubudayo.com/diy/cat2/
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