家庭菜園をされる方は、害虫にお悩みと考えます。うちの場合、「オルトラン」（成分名：アセフェート[Acephate]）が標準使用（ネキリムシには、有効）でしたが、限界を感じたため、有効な対策をご報告します。
オルトランとは？
例えば、「オルトラン、殺虫剤、1kg、約1300円」です。説明書きでは、「花と野菜の害虫防除に、葉につく害虫・土の中の害虫を同時に防除」と記載があります。
住友化学園芸 殺虫剤 オルトランDX粒剤 1kg 浸透移行性 アブラムシ コガネムシ幼虫
・加えて、「まずは退治したい病害虫をはっきりさせることが大切」ともありました。うちでも、使用しています。確かに、参考記事「症状からわかるダイコンの害虫」にもある様に、ネキリムシには、有効と考えます。
オルトランの限界
あくまで、うちの場合ですが、オルトランの限界を感じました。大根の場合、全滅では無いのですが、オルトランを使っていても、以下の様に、半数が葉をかじられて、貧祖になり、成長しないです。悲しいです。
隣では、同量のオルトランで、同量の肥料で、問題ない大根もありますが…（－－）
大根が貧祖になる原因と有効な対策
大根が貧祖になる原因を考えました。上記の２枚目の写真をご覧ください。葉に穴があります。要するに、飛来する虫により、卵が幼虫となり、かじっている可能性が大です。つまり、大根にオルトランが吸収されていても、オルトランに負けない幼虫という事になります。
原因となる害虫種類
原因となる害虫種類をネット検索しました。可能性が高いモノが「ハイマダラノメイガ（ダイコンシンクイムシ：大根芯食い虫）」です。参考記事「害虫「大根芯食い虫」が大発生 県病害虫防除所が注意報」に、1枚目の写真と同様なモノがありました。ソックリです。
有効な対策（防虫ネット）
有効な対策は、参考記事「ハイマダラノメイガ（ダイコンシンクイムシ）を防除する方法」にも示されているように、防虫ネットです。なお、「8月下旬～10月下旬に最も多く発生」と記載もあるので、現在は10月上旬なので、時期もピッタリです。成虫は、体長9mｍとの事でした。成虫の飛来防止が、「防虫ネット」の目的です。
色々な防虫ネット
なお、当面策で、目が粗い防虫ネットにしましたが、例えば、「防虫ネット、1mm目で1.8m×5m、約1100円」が望ましいです。
SHINSEI シンセイ 防虫ネット 1mm目 180cm×5m
・不織布タイプもあります。例えば、「防虫ネット、不織布、透光率約85%、1.8m×10m、約700円」です。うちでは、「1mm目」よりも安いので、こちらを使用しました。寒さ対策で「不織布」を活用した関連記事「【冬野菜】野菜の冬越しは、安価で大面積な「プチプチ／不織布」の活用で」です。ご参考です。
SHINSEI シンセイ 農業用不織布 らくらくガードスーパー 180cm×10m
| 防虫ネットのタイプは、3種類があります。本記事の最初の「目が粗い」タイプが安価ですが、小さい虫が入る可能性があります。2つ目の「1ｍｍ目」タイプがより望ましいのですが、高価です。3つ目の「不織布」タイプが中間の値段です。 ・なお、2つ目と3つ目は、ほとんどの虫には有効ですが、豪雨で作物が折れるリスクに対して、3つ目よりも2つ目がより安心ですが、いずれにせよ、注意が必要です。 ・なお、冬の積雪では、3者共に、作物が折れるリスクがありますが、そもそも、冬では、防虫ネットは、不要と考えます。冬に入れば、防虫ネット無しでお願いします。 |
・参考記事「大根の葉に虫食い発見！大根の害虫対策に重要な3つの対処法」でも、防虫ネットが対策でした。なお、本記事に記載ですが、大根が大きくなっても、幼虫がいれば、食べられ続けるので、「幼虫を一匹づつ取る」で、復活するとの事でした。
まとめ
家庭菜園をされる方は、害虫にお悩みと考えます。うちの場合、「オルトラン」（成分名：アセフェート[Acephate]）が標準使用（ネキリムシには、有効）でしたが、限界を感じたため、有効な対策をご報告します。
・つまり、「オルトラン」は、万能ではなく、大根の場合、「ハイマダラノメイガ（ダイコンシンクイムシ：大根芯食い虫）」に対して、「防虫ネット」が有効な対策となります。
・要するに、大根の場合、「オルトラン＋防虫ネット」を来シーズンから、励行します。
皆さんのご参考まで（＾＾） 何かあれば、お気軽にお問い合わせください。
2024年10月13日
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