気ままな独り言

【メダカ】メダカの卵の水カビ対策は、「綺麗な水」がポイント

メダカ飼育歴が5年以上の中級者です。毎年、メダカの孵化に成功していましたが、今シーズンは、「ほとんどがカビる」で困っていました。原因調査を行い、ポイントが分かったので、ご報告です。

雲くん
雲くん
ネット記事では、この原因に触れたモノがありませんでした。

今シーズンの異常事態

ほぼ1年前の関連記事「【メダカ】ミナミヌマエビは、メダカの卵(有精卵)を食べません<卵の水カビ対策で有効>」です。本記事の趣旨は、「ミナミヌマエビは、メダカの孵化の邪魔にならない」です。

・昨シーズンの記事内でも、「有精卵(透明)」と「無精卵(白濁)」の比率が半々くらいと記載でした。ただ、今シーズンは、ほぼ、白濁しており、水カビが発生していました。異常事態です。

水カビの原因調査①:受精率の低下?

水カビの原因調査です。そもそも、「無精卵」は、白濁から水カビ発生です。従って、「受精率」がポイントですが、特に、それを下げる要因が見当たりません。ネット記事「メダカの卵はいつ受精する?受精のタイミングと受精卵の見分け方」によると、以下の記載がありました。つまり、「雄(オス)」が少なくなると「受精率」が下がる要因とは思いますが、ほとんどが「無精卵」とは考えにくいです。

・メダカの卵はメスのお腹の中では受精しておらず、産卵後に受精します。
メダカの受精はメスの産卵直後に行われます
・メダカの産卵は早朝に行われることが多く、朝早い時間帯に雄のメダカが雌のメダカに鰭を合わせるように泳ぎます。そのまま雌が産卵すると雄がその直後に精子を卵に振りかけて受精が行われます
・雄のメダカが水中に精子を放出すると精子は水中を泳ぎ卵に向かいます。メダカの卵には精子が入れるように一箇所穴が空いており、そこから精子が卵の中に入り受精します。

なお、「雄雌ともに性成熟していない」の記載もありますが、昨シーズンは大丈夫なので、これも違います。う~ん、です。

水カビの原因調査②:水流が悪い?

うちでは、関連記事「【メダカ】毎年、メダカ卵の孵化に成功中です(ポイントは、三つ)」に示しますが、以下の様な飼育ケース内で、卵を回収しています。昨シーズンまでは、問題なかったのですが、水流を気にしました。つまり、水流が悪いと水カビ発生の可能性が高くなると想定しました。
・2枚目に示す様に、ブクブク(フィルター)で水流を発生させましたが、大幅な改善には、至りませんでした。

  

水カビの原因調査③:水質が劣化している?

可能性は低いと考えましたが、メダカ飼育に適したPH値が気になりました。PH値のズレによる雌(メス)や雄(オス)の体調不良を疑いました。ネット記事「初心者必見!メダカを飼う水 (飼育水) は何が良い?水質・PH値など詳しく説明します」によると「PH値:5.8~8.6」です。
・うちでは、水道水を数日のカルキ抜き後に使用しており、水槽掃除も少なくとも2週間に一度なので、上記範囲内に入っていると考えました。ただ、心配だったので、「水質試験紙、テトラ、5枚、約700円」を購入して、調査しました。「水質試験紙」で試験するのですが、色の変化をアプリ活用で、スマートフォンカメラで判別するので、優れモノです。


テトラ (Tetra) テスト 6in1 試験紙 5枚 水槽の水質を一瞬で測定 スマートフォンアプリ対応で誰でも簡単水質測定ができる 総硬度 硝酸塩 亜硝酸塩 塩素 炭酸塩 PH

・調査結果は、「PH=7」なので、問題無いと考えましたが、「硝酸塩がレッド」です。驚きました。アプリ内のアドバイスでは、「水換え」でした。そこで、何回か、「水換え」を行いましたが、改善は見られませんでした。

・つまり、「水換え」をしても、そもそも、「ブクブク(フィルター)」や「底砂」等に含まれているモノは、完全に除去できないので、水質の劣化に対して、改善が見られないと判断しました。

今シーズンの親メダカの様子

前述の様に、水質が劣化していると思われます。ただ、以下の様に、親メダカは、元気です。もしかしたら、親メダカには、影響がなく、水カビの発生だけに、影響ありかもしれません、

今シーズンの改善策(水質劣化対策で、ミニ水槽の立ち上げ)

「水質試験紙」によると、水質劣化(特に、硝酸塩)が発生していました。そこで、「水換え」を諦めて、「新しいブクブク(フィルター)」と「新しい底石」で新たな「ミニ水槽(約25cmの幅)」を立ち上げました。
・「水質試験紙」の結果が以下で、特に「硝酸塩」が激減しました。当初は、PH値だけの確認が目的でしたが、色々な値を一度に調べて、良かったです。


・2枚目に示す様に、卵付き藻をセットしましたが、数日経過後も、水カビの発生がほぼ皆無になりました。つまり、ほとんどが「受精卵」という事になり、水質劣化が原因で、「水カビの発生」でした。つまり、「綺麗な水」がポイントでした。

  

・なお、昨シーズンは、「有精卵(透明)」と「無精卵(白濁)」の比率が半々くらいでしたが、そもそも、その頃から、少しづつ、水質劣化が進行していたと考えられます。もしかしたら、親メダカの為にも、「ブクブク(フィルター)」の交換や、底石の交換が必要かもしません。(水質劣化に敏感なミナミヌマエビを混泳させていますが、ミナミヌマエビも元気なので、致命的な水質劣化では無いと考えています)

<追記情報>
・上記記事内容で、改善の方向ですが、「未受精卵」も少しあります。そこで、以下の対策です。つまり、本ケース内に、「ママメダカ」だけでなく、「パパメダカ」も入れて、受精率の向上です。その結果、見事に「未受精卵」が激減しました。

・ミニ動画「メダカの卵が孵化直前です。もうすぐ、誕生です(^^)」でも、メダカの卵の数珠つなぎをお楽しみください。

まとめ

毎年、メダカの孵化に成功していましたが、今シーズンは、「ほとんどがカビる」で困っていました。原因調査を行い、ポイントが分かったので、ご報告です。
・「水質試験紙」によると、水質劣化(特に、硝酸塩)が発生していました。「水換え」では、改善されないので、新たな「ミニ水槽(約25cmの幅)」を立ち上げました。これにより、水カビがほぼ皆無になりました。
・なお、本ケース内に、「ママメダカ」だけでなく、「パパメダカ」も入れて、受精率の向上です。その結果、見事に「未受精卵」が激減しました。

皆さんのご参考まで(^^) 何かあれば、お気軽にお問い合わせください。

2024年5月26日
更新日:2024年6月23日(ママメダカとパパメダカが一緒がポイント)

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本記事で紹介した関連記事「【メダカ】ミナミヌマエビは、メダカの卵(有精卵)を食べません<卵の水カビ対策で有効>
本記事で招待した関連記事「【メダカ】毎年、メダカ卵の孵化に成功中です(ポイントは、三つ)

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