自宅30坪(延床面積)の外壁で「粉吹き(チョーキング)」していました。築20年でもあり、外壁の劣化対策を考えて、結局、「外壁塗装+屋根+ベランダ+車庫」を安く80万円でした。
・選択/決定に至った経過も含めて、ご説明です。注意ポイントを丁寧に記載しました。
自宅の外壁が、「粉吹き(チョーキング)」しているけど、自分で対策が出来そうな気もしないし、何百万もかかりそうだし、どうしようかな?
自宅の外壁が本当に劣化しているかどうか?
そもそも、外壁が劣化していなければ、何もする必要が無いです。ネット記事では、「モルタル壁:粉吹き(チョーキング)が目安」とありました。確かに、外壁によりかかると、服が白くなりました。
・要するに、「太陽の紫外線の影響で、外壁の樹脂が分解されて、塗装面に白い粉(顔料分)が浮いてきます」「これがチョーキング現象です」です。塗装の意味が無くなるので、「表面から水分が侵入」しやすくなります。
また、白系の外壁でしたが、雨跡も見られ、薄汚れてきていました。築20年経過なので、当たり前かもしれません。自宅を建て替える事も予定していないので、2018年に決断しました。
外壁の劣化対応(大きく分けて、3つ)
次に、外壁の劣化対応の手段です。大きく分けて、3つです。
外壁へのカバー(サイディング) | ・カバー(サイディング)の材質は、「木材」「窯業(セラミックス)「金属」があります。今の外壁は、そのままなので、そこは安価です。 ・うちで「木材(焼杉等)」を考えましたが、何百万円なので、諦めました。 ・次に「窯業(セラミックス)」「金属」ですが、最近では、「金属:ガルバリウム鋼板」が多いと聞いています。こちらも、何百万円です… |
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外壁の張替え | ・そもそも、張替えもあります。壁をむき出しにします。もちろん、建て替えに近いので、「外壁へのカバー」よりも、高額になります。 |
外壁塗装 | ・今の外壁の上に、塗装です。 ・こちらで本格調査を開始です。 |
外壁塗装の悪徳業者?
自宅にいると「ピンポーン」と塗装業者さんの訪問が何回かありました。「粉吹き(チョーキング)」が、塗装業者さんの訪問理由でした。ただ、少し怪しくて、「京都から、たまたま、こちらに来ていて、他の工事と一緒にするので、安くしますよ」とアピールでした。「たまたま?」…怪しいです。
自分の調査前なので、これらの「訪問型の塗装業者さん」は、ややこしいので、見積り依頼もしませんでした。
外壁塗装の概要です
外壁塗装は、「下塗り→中塗り→上塗り」と、一般的に3回の工程を経て3つの塗膜をつくります。各工程ごとに乾燥させてから次の工程に移ります。従って、それぞれの「塗料の種類/性能」が重要という事になります。
外壁塗装の業者さんの必要条件
私は、「公的資格」が必要と思います。その意味で、安心できます。厚生労働省が技能検定制度を行っており、少なくとも「一級塗装技能士」保有が良いと考えます(リンク先)。うちでは、これも業者選定の必要条件としました。
自宅の外壁塗装(見積り依頼)
ネットを活用して、5社に見積り依頼をしました。自宅に訪問で、外壁確認もして頂きました。自宅への訪問では、業者さんが鉢合わせしないように配慮しました。
その際に、屋根裏まで入り込んで、外壁の建物側まで見てくれた業者さんは、少し、安心度アップしました。また、外壁の寸法取りをした業者さんも安心でした。
DIYが好きなので、自分での塗装も考えましたが、「下塗り→中塗り→上塗り」の3回塗りが均一に出来そうな気がしませんでした。また、「屋根」も塗りたいのですが、高所なので危険です。外壁のDIYは無理だと思いました。
自宅の外壁塗装(業者さんの決定)
うちで、業者さんを決定したポイントを以下に示します。最終決定した業者さんは、これらを満たしています。
5社の中で金額が少ない方 | ・驚くほど、業者さんにより、幅がありました。2倍くらいの費用差がありました。 |
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下請け業者を使わない | ・業者HP等に記載がなければ、確認しました。「下請け業者」を使うという事は、その分のコストが必要なので。 |
見積り書を公開している | ・最も大事です。自社価格に自信があるという意味です(リンク先)。 ・この「見積書の公開データ」と、うちの見積書を比較して、差異無しを確認できました。 |
お客様の声 | ・これも安心材料です。また、HPに「施工前→施工後」写真があるので、うちの施行後のイメージも付きやすかったです。 |
http://www.yotsubatosouten.com/category/1913522.html
使用する材料/単価、で差があるので、各業者さん見積書で確認したり、ネット記事で参照しました。
・なお、最後まで、「うちでは、坪単価で契約なので、詳細はお伝えしていません」の業者さんは、対象外としました。
見積り先には、注意が必要です。例えば、ホームセンターで見積りをすると、「ホームセンターの費用(手数料)」が必ず付加になります(タダ働きはしないので)。また、外装業者さんでも、大手は、下請けを使います。そこでも、「外部業者さんの費用(手数料)」が付加されます。要するに、「下請けをなるべく使用しない外装業者さん」がベストです(もちろん、値引きの実力も考える必要がありますが)。うちで選択した外装業者さんは、足場は下請けでしたが、それ以外は、すべて自社対応されていました。
外装塗装の見積書の確認方法
以下に示します。最終決定した業者さんは、これらを満たしています。
塗料の種類/単価 | ・うちでは「シリコン系」としました。様々な種類があります。もちろん、相場があります。 ・ホームセンターで、価格の再確認をしましたが、見積書の「塗料代」は、「卸値+人件費」なので、自分での価格比較は難しかったです。業者さん間での比較をメインで行いました。 |
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色の決定 | ・どんな色にするのか、塗料が塗られた場合に、「自宅の外観変化」をイメージする必要があり、すごく難しいです。 |
養生の有無 | ・汚れないように、「養生」が必要です。記載がなければ、「別料金」で無い旨の確認をお願いします。 |
高圧洗浄の有無 | ・「高圧洗浄」は、不可欠です。汚れがあっては、塗料の性能にも問題が出てきますので。 |
3回塗りの有無 | ・「3回塗り」かどうかの確認が必要です。2回塗りの見積書もありました。 |
塗装面積 | ・「塗装面積」の記載が必要です。うちでは、その値を自分での実測値と比較しました。 |
足場代 | ・うちでは、80万円の内、「足場代で10万円」でした。意外と高額です。 ・足場代が数十万円の業者さんも存在しました。足場代が高額な業者さんに値引きをお願いすると、「そこは、他業者なので無理」との回答でした。 |
付帯工事(別料金)の有無 | ・「見積書」の段階で、「ほかには、付帯工事(別料金)が無いですね」と最終確認をお願いします。業者さんによっては、「屋根にのぼってみないと分からないので」等とお茶を濁す場合もあります。 ・「雨戸/雨樋は、別料金」「ベランダは、別料金」「軒天(屋根の裏側)/鼻隠し(雨樋の裏側の板)は、別料金」が、怪しい候補です。 |
保証書の発行 | ・例えば、「外壁塗装フッ素仕上げ:10年」「外壁塗装シリコン仕上げ:5年」「外壁塗装ウレタン仕上げ:5年」の「保証書」の発行してもらえる業者さんが良いです。 |
・うちでは、「黒色系」と決めていました。以前は「白色系」だったの、汚れが目立っていたので。「黒」でも、本当に色々あります。業者さんと一緒に、数回の打ち合わせで決めました。親切な業者さんで良かったです。
・なお、高いので、「外壁」だけにして、「屋根」は数年後という手もあります。ただし、「足場代の10万円」が二重にかかります。うちでは、「外壁+屋根」に、しました。
自宅の外壁塗装「具体的な作業方法など」(総費用は、80万円)
・全体の流れです。「足場」が最初です。うちでは、こんな感じでした。落下防止のため、シートもあるのが分かりますが、安全のため、「シートが重要」と考えます。
・次に「高圧洗浄→養生→下塗り→中塗り→上塗り→乾燥」です。足場がありますが、自宅への出入りが可能だったので、問題ありませんでした。結局、雨で作業中止の日もあったので、1か月くらいで、終わりました。
・同箇所の施工前/施工後の写真です。イイ感じで満足です。
・「軒天(屋根の裏側)」は、「白色系」にしてもらって正解でした。これが「黒色系」では、ミスマッチでした。
・外壁塗装のポイントを以下に記載しておきます。
建物+屋根+ベランダ+車庫 | ・戸建て(2階建て)、築20年、延べ床面積:約30坪 |
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塗装ポイント | ・「外壁:モルタル壁」「屋根:カラーベスト」「ベランダ:防水処理」「車庫:シャッター」の塗装 |
業者さん | ・「一級塗装技能士」保有の業者さん |
総費用 | ・80万円「外壁塗装65万円+足場代10万円+ベランダ3万円+車庫2万円」 ※「外装+屋根」を同時施行で、足場代を節約 |
複数見積りは、こちらから
なお、複数見積りは、例えば、以下の「外壁塗装の見積サイト(全国300社の優良塗装業者)」を参考リンクです。見積書を、上記知識で、吟味して頂ければ幸いです。
・もし、100万円以上の費用であれば、再検討が良いと考えます。「複数サイトの比較見積り」で、よろしくお願い致します。
・もし、滋賀県の方であれば、うちがお願いした業者さんを推薦です。見積り先候補に加えて頂ければ、嬉しいです。http://www.yotsubatosouten.com/
外壁塗装に対する補助金
ネット記事で、「地方自治体の補助金」の記載もあります。うちが施行した時には、存在さえも知らなかったので残念です。
・ただし、「補助金の申請を代わりにします」と業者さんに言われて、補助金分が安くなるのは、当たり前です。そもそもの「見積書」が安いかどうかが、重要です。
火災保険による見舞金
また、ネット記事で、「火災保険による見舞金で、外壁塗装を行い節約を」もあります。うちのような、自然な「経年劣化」では、適用されないと考えますが、「火災保険」契約書内に「自然災害全般」が対象であれば、「台風で屋根や外壁に何かが飛んできて、割れた」等で、保険適用の可能性があります。
・一度、「火災保険」契約書も再確認ねがいます。
まとめ
自宅30坪の「外壁塗装+屋根+屋根+ベランダ+車庫」を安く80万円で行いました。選択/決定に至った経過も含めて、ご説明です。施工後、数年が経過しますが、不具合もありません。
・注意ポイントを丁寧に記載しました。複数サイトでの比較見積りが重要です。
皆さんのご参考まで(^^) 何かあれば、お気軽にお問い合わせください。
2021年1月23日
更新日:2021年2月7日
更新日:2022年1月3日(記事構成の改善)
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