ブロッコリースプラウトの簡単な栽培方法です(工夫した点も記載です)。スプラウト(Sprout)とは、食用になる新芽の総称で、「ブロッコリースプラウト:ブロッコリーの新芽」という意味です。
・注目されているのは、「キャベジン」や「スルフォラファン」という抗酸化物質で、健康に効果ありなので、うちでも栽培する事にしました。
「ブロッコリースプラウト」の購入/収穫
例えば、「ブロッコリースプラウト、種子、200mL、栽培セット付き、無洗浄栽培、約1500円」です。種子だけでも良かったのですが、無洗浄栽培が可能な「栽培セット」が気に入りました。
ブロッコリースプラウト種子200ml(栽培セット付き)スルフォラファンはサプリより自家栽培が健康的
・購入後の状態です。「200mL=150g」と記載がありましたが、意外と重かったです。
種まきの方法
同包物の中に、マニュアルが2枚あり、片方が「栽培セット」用です。もう片方と間違えない様にお願いします。「栽培セット」用に準じましたが、工夫した点もあります。
<①>
・マニュアルとは異なり、最初に、「栽培シート(緑色)」を濡らして、発泡スチロールに巻き付けます。巻き付けた後に、トレーに入れます。この状態で、以下の様に、栽培位置にセットします。2枚目の様に、置いた後に、水(250mL)を投入します。(工夫した点:最初に、栽培位置にセットが重要です。水を入れた後に、動かしにくいので)
・「種まき枠(青色)」を載せます。なお、「種まき枠」が無いと、種子がコロコロと落ちます。
<②>
・付属「計量カップ」での種まきを避けて、「計量カップ(二杯分より少なめ)」を、手で巻きました。(工夫した点:「計量カップ」を使うと、勢いが良すぎて、こぼれるので…)
・付属「透明のフタ」をして、育つのを待ちます。マニュアルでは、4~5日で収穫摘期と記載でした。
・2枚目の様に、「格子蓋付きの水槽内」で育てました。(工夫した点:うちには猫がいるので、邪魔されない様に)
・なお、「水槽の蓋」は、ピッタリに自作したので、関連記事「【水槽の蓋】30cm~60cm水槽「格子蓋」の簡単な自作(猫が乗っても、大丈夫)」でご紹介です。
<③>
・数日後の様子です。モサモサと育っており、イイ感じです。なお、2枚目の様に、「根元に白いモノ」がありますが、マニュアルに「白い綿のようなモノは、毛根(気中根)ですので大丈夫です」と記載がありました。また、以下の商品口コミでも、「カビでは無く、毛根」と、記載がありました。
「根元にカビが生えた」って言ってる人がいますが、根毛をカビと見間違えているのでは?本当にカビなら臭いですぐわかります(Amazonの商品口コミ) |
<④>
・4~5日で収穫です。マニュアルに記載「成長の目安」を以下でご確認ください。「白い綿のようなもの」が無くなると収穫摘期となります。「3日後」では、「白い綿のようなモノ」が見えます。
・「栽培シート(緑色)」から、根元から手で引き離して、ボールに入れて、根の部分をもみほぐして、「種の殻」と分離します。水面に「種の殻」が浮かぶので、ゆっくりと水を捨てます。これを数回繰り返します。
・「種の殻」を完全に無くすのは難しいので、手でつまみ上げて、2枚目の様に、付属ネットの上に置き、水をかけて、最後の「種の殻」を流して、完成です。
<⑤>
・収穫後は、部材を綺麗に水道水で洗浄後に、次の種まきをお願いします。
※なお、カビ等が心配な方は、付属「重曹」の使用可ですが、うちでは、使用しなくても問題無しでした。Amazonリンク先では、付属「重曹」と記載でしたが、そもそも、うちの購入品では、「重曹」無しでした。
ブロッコリースプラウトで、「一般的な栽培方法」と「栽培シート方式(無洗浄栽培)」の決定的な違い
本製品「(有)プラントライフデザイン」のマニュアルを、以下に転記です。つまり、一日数回の水替え無しでも、腐敗しにくいです。要するに、無洗浄栽培です。
【初めてでも失敗しないために「底面給水栽培セット」(本製品のマニュアルより)】 ・家庭でブロッコリースプラウトを栽培する一般的な方法は、スプラウト栽培専用の容器やジャー、またはザルなどを使って一日2回から3回水換えを行って4-7日程度で収穫する方法です。初めての方だと1日2-3回の洗浄や洗浄後の水分管理が難しく、失敗して腐敗させてしまい諦めてしまう方も多いのが実状です。 ・失敗しないためには、播種から収穫まで洗浄手間が無くより正確な栽培ができる方法が必要です。 ・そこで、手軽に正確な無洗浄栽培をするための必要なものを全て栽培セットにしました。説明書通りに栽培すれば初めての方でも失敗なく健康成分摂取目安量を栽培できる設計です。 |
「栽培シート」では、毛細管現象で、水が底から表面に
・使用した感想ですが、「栽培シート」活用のポイントは、以下の様に、「①:栽培シートで毛細管現象の発生(要するに、常に表面が濡れている)」「②:発泡スチロール薄板に栽培シートを巻く事で、浮かせて、水が底から表面への一方通行(底の水が腐敗しにくい)」です。
なお、腐敗しにくい理由ですが、「栽培シート」では、毛細管現象で、水が底から表面に浸透し、根元には、必要最小限の水しか存在しないので、腐敗しにくいと考えています。加えて、「栽培シート」が、ポリエステル素材なのも、腐敗しにくい理由です。
他の「霧吹き方式」(「毎日の霧吹き」が不可欠)
他記事「水と100均容器だけでできる、ブロッコリースプラウトの育て方」です。「霧吹き方式」で、「100均のザル付き容器」活用です。ただ、「種が埋まってしまうくらいの水をあげると、腐ることがある」なので、「霧吹きで調節しましょう」です。
・要するに、「毎日の霧吹き」が不可欠です。加えて、「毎日の水替えを忘れずに」です。「霧吹き方式」と比較すると、「栽培シート方式」は、無洗浄栽培なので、楽で簡単と考えます。
・「種が埋まってしまうくらいの水をあげると、腐ることがある」と他記事に記載ですが、「栽培シート方式」では、栽培シートが濡れているだけなので、「種がうまってしまうくらいの水」は、皆無です。これが、腐敗しないコツだと考えます。 |
まとめ
ブロッコリースプラウトの簡単な栽培方法です(工夫した点も記載です)。「簡単」としたのは、「種子に水をかけると、勝手に生える」が理由です。
・なお、一般的な栽培方法では、一日数回の水替えをしないと腐敗が課題でしたが、本製品では、「栽培シート」で、無洗浄栽培を達成です。本当に、おすすめなので、お試し下さい。
皆さんのご参考まで(^^) 何かあれば、お気軽にお問い合わせください。
2023年10月7日
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